Tag Archives: フランシスコ・メヒア

2016 Top 20 Prospects:クリーブランド・インディアンス

9343029768_3e54d22281_z

 

 

 

 

 

 

 

 

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。 

 

1. ブラッドリー・ジマー:OF
顔が瓜二つの兄カイルはロイヤルズのトッププロスペクト。 傑出したツールのパッケージとして知られ、コンタクト&パワーに優れるバッティングでは、ストライクゾーンへの理解も十分だ。A+&2AでOPS.814&本塁打16&盗塁44。 守備ではCFとして必要な肩&スピード&打球判断を併せ持つ。

2. クリント・フレーザー:OF
2013年ドラフト全体5位指名。ファイブツールポテンシャルの持ち主で、特にパワー&スピードに優れる。バッティングフォームの改造に取り組み、シーズン後半戦は 66試合でOPS.961。三振率25%→18%、四球率9.4%→14.4%とアプローチも改善された。

3. ロブ・カミンスキー:LHP
ハイレベルに磨かれた左のエース候補。最速95マイルのストレート&落差の大きいカーブ&チェンジアップ&コマンドいずれも上質。特にカーブはマイナー最高のボールと言われるほどだ。5-11/190と体格は小柄だが、巧みな投球術でカバーする。 

4. ブレイディ・エイケン:LHP
14年ドラフト全体1位も、アストロズと契約がまとまらず進学。その後名誉挽回を狙うもトミージョン手術により評価を上げることはできなかった。 万全であれば97マイルのストレート&カーブ&チェンジアップ&コマンド全てエース級。

5. ジャスタス・シェフィールド:LHP
高校時代にはU-18代表としてもプレーした実力派。5-11/196と小柄な体格ながらストレート&カーブ&チェンジアップのコンビネーションはパワフル。 メカニックもスムーズでコマンドも安定している。1Aでは26試合先発して防御率3.31、K/9=9.7、BB/9=2.7、K/BB=3.7。

6. タイラー・ネークイン:OF
走攻守三拍子揃ったオールラウンダーも、故障の多さがネック。出場試合数は昨年が76試合、今年が84試合と十分ではないがそれでも2年連続で打率3割を達成。特に今年は2A&3Aでキャリア最高のOPS.828をマーク。CF守備ではプラスプラスの肩を披露する。

7. マイク・クレベンジャー:RHP
ジェーコブ・ディグローム(NYM)とそっくりな風貌でも話題に。過去にはトミージョン手術も経験し、今季は3Aで27登板(26先発)して防御率2.73、K/BB=3.63とブレーク。最速97マイルのストレートを軸にスライダー&カーブ&チェンジアップも織り交ぜる。 

8. ボビー・ブラッドリー:1B
19歳たる年齢に比して磨かれたバッターで、特にベストツールであるパワーは平均以上の評価を得る。 1A&A+で27ホーマー&OPS.875&ISOp.254とパワフルな内容。 150Kを喫した粗さを取り除く必要がある。スピード&ディフェンスは平凡で1Bがふさわしい。

9. トリストン・マッケンジー:RHP
6-5/160たるスキニーな体格から高いアップサイド評を得る。90マイル前半のストレートは将来的にさらに向上するだろう。また、カーブ&チェンジアップはストレートと同じフォームから繰り出され、洗練度の高さがうかがえる。A-では12回/17K/2BB。 

10. ルイージ・ロドリゲス:OF
5-11/160と小柄ながら傘下随一のファイブツールポテンシャルを秘める。フリースインガーながらA+で112ホーマー&OPS.827をマーク。さらに自慢のスピードを生かして盗塁も24個決めた。守備では外野3ポジションをこなし、元二塁手ということもあり送球動作までが早い。 

11. フアン・ヒルマン:LHP
ブラッド・ミラー(TB)は高校の先輩。完成度の高いソリッドなHS左腕。 90マイル前半のストレート&鋭いカーブ&打者から見づらいチェンジアップを有効に織り交ぜ、投球センスにも優れる。メカニックも綺麗で制球も安定している。

12. エリック・ゴンザレス:SS
軽快なSS守備で高い評価を受ける。三遊間、二遊間いずれの打球に対しても機敏に反応し、スローイングも力強い。打撃面ではフリースインガーながら自己最多タイの9ホーマーをマーク。足も平均以上で、技術が磨かれればコンスタントに20盗塁をマークできるだろう。

13. アダム・プラットコ:RHP
 支配的な球威の持ち主ではないが、優れたコマンド&野球IQに支えられたクレバーなピッチングが光る。 A+&2Aでは166回/137K/28BB/防御率2.39、BB/9=1.5たるハイフロアー評に見合った活躍。90マイル前後のストレート&チェンジアップのコンビネーション。

14. フランシスコ・メヒア:C
攻守で高いアップサイドを秘めるアスリート。プラスのバットスピードを示しており、パワーポテンシャルを秘めている。スイッチヒッターであり、両打席でヒッティングセンスを持ち合わせている。守備ではプラスの肩を持つが、スローイングを含め課題は多い。 

15. ライアン・メリット:LHP
 素晴らしいコマンドの持ち主で、チームの育成部門のナンバー2であるロス・アトキンズはジョシュ・トムリンと比較し「彼がメジャーリーガーになることにほとんど疑いはない」 と評価した。2A&3Aで12勝、BB/9=1.2、K/BB=4.77と安定した投球内容。

16. マイク・パピ:1B/OF
2014年ドラフト全体38位。ドラフトクラス最高の選球眼の持ち主とされた。現段階ではラインドライブヒッターたる評価に止まるが、プラスのバットスピードからパワーツールは向上の余地を残す。守備は平凡でコーナー向き。 

17. マーク・メジアス:2B
故障の影響もあり3巡目までスリップもA-でOPS.790と健康体をアピール。粘り強いバッティングが武器で、出塁率.382&36K/35BBと高い出塁能力を発揮した。 スピード&守備範囲は平均以下でユーティリティー向きとする見方も多い。

18. ルイス・ルーゴ:LHP
 6-5/200たる大型左腕。真上から投げ下ろすメカニクスから80マイル後半のストレート&カーブ&チェンジアップ。チェンジアップはプラス評価を得るボールで、落差が魅力のカーブも向上を辿る。A+で防御率4.15、被打率.266と支配力に欠ける。プレミア12ではイタリア代表としてもプレー。

19. ショーン・モリマンド:LHP
チェンジアップを武器にソリッドなスターターになり得る。ストレートは90マイル前後と威力に欠けるが、平均レベルのスライダーと組み合わせ、打者のタイミングを崩す。キャリア5年で防御率3.43と安定した成績を残しているが、K/BB=1.97は平凡の域を出ない。

20. グレッグ・アレン:OF
ベン・リビア(WSH)とも比較されるスピードに優れるリードオフタイプ。バッティングではパワーレスだが、26K/27BBたる成熟したアプローチを示した。 守備ではプラスのスピード&平凡な肩からCF/LF向きとされる。バッティングを磨いていければメジャーでも通用する。 

Plus One Prospect
ルーク・ワカマツ:SS
元マリナーズ監督ドン・ワカマツの息子。20巡目指名も、オーバースロットで合意。6-3/185たる恵まれた体格に加えて、高い野球センスを示している。バッティングでは平均以上のバットスピードを示し、守備もSSに残れるレベル。RではOPS.739とまずまずのスタート。
 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/feBtf9