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後半戦展望: シカゴ・カブス

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 今年のナショナル・リーグは、現地時間08/05全試合終了時点で3地区共に首位と2位のゲーム差が1.5を切っている接戦の年である。(前年は08/05全試合終了時点で中部地区を除き10ゲーム以上の差が開いていた。)さて、今回は中部地区の首位であるシカゴ・カブスのトレードを振り返りたい。

 

 NL3位の防御率3.76を誇る投手陣の補強を行った。ブランドン・モロー(RHP)を筆頭として4人のリリーバーを故障で欠いている。また、ダルビッシュ有(RHP)もDL入りをしておりローテーションのグレードアップも課題であった。結果から言えば、トレードの目玉であったクリス・アーチャー(TB→PIT)は同地区に移籍したが課題を解決するトレードであった。
 テキサス・レンジャーズからジェシー・チャベス(RHP)とコール・ハメルズ(LHP)を獲得。ハメルズは2008年にWSに出場しMVPを獲得している。近年は与四球率がキャリア平均を上回る等選手としてのピークは過ぎているものの、今季のトレード市場における上質なスターターの1人であることは間違いない。
 カブスは既に、5人のスターターと2018年以降の契約を結んでいる。ハメルズは6Mのバイアウト付きのオプションとなっており、オフシーズンの動向は不鮮明だ。
 ワシントン・ナショナルズからはブランドン・キンツラー(RHP)を獲得。クローザーを任せることも出来る強力なリリーバーである。92-94マイルのシンカーが投球の大半を占めるシンカーボーラーであり、奪三振は少ないが与四球も少ない投球が特徴的。
 投打共に高いレベルにあるため、更に救援陣を補強したのは同地区の球団にプレッシャーを与えることになるだろう。

 NL1位の551得点をマークしている野手陣には手を付けなかった。クリス・ブライアント(3B)がDL入りしているものの、今季のホームランダービー準優勝のカイル・シュワーバー(OF)を始めとする野手陣の活躍に期待していると言える。

 

Text by Tsubasa Komiyama

Photo link is https://flic.kr/p/24TFLhA

2017 Team Preview:ミネソタ・ツインズ

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*40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す。

  • 本拠地:ターゲット・フィールド
 
他の野球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml25/ 

 

広さ
レフト 103.3M
センター 123.1M
ライト 100M
フェンス高さ 2.4~7M
パークファクター平均*100
安打 106.4
ツーベース 108.1
スリーベース 103.1
HR 101.4
得点 104.4
  • 予想オーダー

1.ブライアン・ドージャー:2B

昨年大ブレークした二塁手。ア・リーグの二塁手としてはシーズン最多本塁打の42本をマークした。本塁打以外のスタッツもOPS.886、18盗塁をマークし、チームの中心的な役割を担った。2018年までの4年20M$の格安の契約から、トレードの噂も絶えず、オフシーズンにはドジャースとのトレードが成立間近との報道もあったが、条件面で合意出来ず破談となった。

2.ホルヘ・ポランコ:SS

2009年にインターナショナルFAでツインズに入団。着々とマイナーの階段を上っていき、2014年にメジャーデビュー。2014年、2015年はそれぞれ5試合、4試合の出場にとどまったが、昨シーズンは8月からショートのレギュラーに定着、69試合に出場し打率.282、OPS.757という成績を残した。最大の魅力は攻撃面で将来的には20盗塁&20ホーマーも可能との評価もある。

3.ジョー・マウアー:1B

MVP1回、シルバースラッガー5回受賞、オールスター6回選出と輝かしい成績を残したが、ここ数年は怪我の影響もあり不調に陥っている地元出身のスター。2013年までのポジションは主にキャッチャーであったが、やはりこれも怪我に影響もあり、2015年からはファーストに専念している。33歳と老け込むにはまだ早く、完全復活に期待がかかる。

4.ミゲル・サノー:3B

2015年にメジャーデビューしたチーム期待の有望株。デビューした年は、18本塁打、OPS.916と好成績を残した。昨年は本塁打数こと25本と増えたものも、打率は.269から.236へ、三振数は119から178と大幅に悪化してしまった。クリス・カーターのような大型扇風機のようになるか、リーグ屈指のパワーヒッターになるか、分かれ目の年になりそうだ。

5.マックス・ケプラー:RF

数少ないドイツ出身のメジャーリーガー。2014年まではAクラスで打率.264となかなか芽が出なかったが、2015年シーズンにAAクラスで打率.322とブレーク、メジャーの切符をつかんだ。2013年からマイナー通算本塁打数が24本であったが、昨年は113試合の出場にとどまりながら17本塁打とパワーが開花。左投手が極端に苦手で、対右投手のOPSが.792に対し、対左投手は.595。左投手の攻略が今後の躍進のカギになる。

6.ケニース・バルガス:1B

昨年の開幕時はマイナースタートだったものも、マイナーで打席でのアプローチに取り組んだことからメジャー昇格の切符をつかんだ。50試合前後の少ないサンプルではあるが、出塁率は.277から.333へと改善。スイッチヒッターではあるが、対左投手はなんとOPS1.262をマークした。初めてメジャーでフルシーズンを過ごすと思われる今シーズンどこまで成績を残せるか注目である。

7.ジェイソン・カストロ:C

FAでヒューストン・アストロズから3年24.5M$で加入。2013年に打率.276、OPS.835をマークしオールスターに選出されたがそれ以降は打撃は低迷、3年連続で打率.230を切っている。打撃では貢献できなくても守備には定評があり、新天地で元ドラフト1巡目指名の価値を発揮できるか。

8.エディー・ロサリオ:LF

2015年にメジャーデビューし、122試合に出場、打率.267、OPS.748という成績を残して昨シーズンはブレークの年かと思われたが、不調に陥り、2015年シーズンよりも30試合少ない92試合の出場にとどまった。超積極的打法で、2年間214試合に出場し、なんと四球数はわずか27。アプローチの改善ができればもう少し成績が伸びるかもしれない。

9.バイロン・バクストン:CF

2012年ドラフト全体2位指名の期待の有望株。5ツールが揃っているプレーヤーで、将来の球界を担っていく逸材との評価もある。298打席で118三振と打撃の粗さは気になるが、昨年から出場試合数は46試合から92試合へと倍増し、今年は飛躍の年になるかもしれない。