Tag Archives: ホルヘ・ボニファシオ

2017 Top 20 Prospects:カンザスシティ・ロイヤルズ

27460067473_298baf5e0f_z

 

 

 

 

 

 

 

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. ハンター・ドージャー:3B/OF
1年半の間AAの壁を破れずにいたが、昨シーズン遂にAAをクリアしそのままメジャーデビューを果たした4年前の全体8位指名選手。大きなスイングのため空振りが多く、高打率は望めないがシーズン20HRをマークできるパワーがある。アプローチがそれほどよくないため出塁率は平凡。肩は強いが、3B守備は動きが悪くメジャーではRF以外は守らなかった。

2. ライアン・オハーン:1B
平均以上のパワーポテンシャルとアプローチのよさが魅力のスラッガー。下半身を上手く使ったスイングができており、容易に打球を上げることができる。今後どれほど三振数を減らせるかがカギ。守備ではレンジは狭いが、ハンドリングが非常に上手く1B向き。スピードは全くない。

3. マット・ストラム:LHP
昨シーズンAAAを飛ばしてメジャーに昇格し、好成績を収めファンを驚かせた。よく動く速球は最速で97マイルをマークするが、先発として投げる時は90マイル前半程度。鋭く曲がるカーブは打者の左右を問わず有効で空振りを奪うのに非常に有効なボール。チェンジアップも試合で使えるレベルにある。コントロールも悪くなく、今シーズンはメジャーのローテーションの一角として投げることになるだろう。

 4. ホルヘ・ボニファシオ:OF
2年前にコンタクト重視のアプローチから、長打重視のアプローチへと変更し成果を挙げているヒッティングプロスペクト。スイングはコンパクトで最短距離でボールへとバットを出すことができている。アプローチは平凡。守備は可もなく不可もなくといったところでRF/LFを守らせる分には問題はないだろう。

5. ジョシュ・ストゥーモント:RHP
最速101マイルの速球と落差のあるカーブの評価は高いが、めちゃくちゃなコントロールで台無しになってしまっている。下半身を上手く使えていないデリバリーで、リリースポイントを見失うことも多く、四球を連発する要因となっている。 今後も先発として投げるチャンスはあるがブルペンに転向させるのが無難な選択だろう。

6. A.J.パケット:RHP
16年ドラフト2巡目指名。一昨年の夏に行ったデリバリーの矯正が功を奏し、大学でも好成績を収めることができた。最速94マイルの速球とチェンジアップのコンビネーションの評価は高いが、速球は軌道がフラットになる点が、チェンジアップはアームスピードが緩む点が懸念されている。コントロールはよく、コースの内外に投げ分けられるコマンドも有している。

7. ジェイク・ジャニス:RHP
90マイル前半の速球、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。いずれの球種も平均的なクオリティ。ゆったりとしたデリバリーでコントロールも悪くないため、ソリッドな成績を残すことができる。速球に球威がなく、下手にストライクゾーンにボールを集めるため被本塁打が多くなっている点は要改善。

8. エリック・スコグランド:RHP
長い手足を上手く使ったデリバリーのおかげで90マイル前半程度の速球を球速以上に速く見せることができる。大学時代はリリースポイントが不安定でコントロールを乱しがちになっていたが、プロ入り後は改善され、四球を出すことが少なくなった。カーブの評価は高いが、チェンジアップは試合で使えるレベルにない。滅多に使わないスライダーをどのタイミングで投げるかが右打者攻略のカギ。

9.  サミアー・デュエネス:1B
広角に打球を飛ばすことができるヒッティングスキルの高さがウリで20歳ながらA+で打率.300をマーク。パワーツールもまずまずでシーズン2桁HRをマークすることができるだろう。 ポジションは1Bに限定されているが、下手ではなく平均程度に守ることはできる。1Bとしてはパワーがもの足りないので、メジャーでレギュラーを取るためには平均程度の四球数を増やすことが必要となってくるだろう。

10. チェイス・バロット:C
現状はパワーだけの1ツールだけが取り柄となっている。バットにボールを乗せるようにしてスタンドへと打球を放つスイング。引っ張り専門のフライ系で、コンタクトスキルに欠けるため打率は常に低空飛行。四球を多く選ぶことができるので出塁率は悪くないが、Aで打率.246は低すぎるか。守備でもCとしていいところは少なく、将来は1Bに移ることになるだろう。 

11. ドニー・デウィーズ:OF
アレク・ミルズ(CHC)とのトレードで加入。コンパクトなスイングでラインドライブの打球を量産することができる。昨シーズンは5HRに終わったが、筋肉質な体格のため平均レベルに長打を打てるようになるのではないかとの声もある。早打ちのため四球も三振も少ない。スピードは平均以上で盗塁が上手い。レンジはCFを守るのに十分だが、肩が致命的に弱いため将来は現在守っているCFからLFに移るだろう。

12. カイル・ジマー:RHP
2012年のドラフトで全体5位指名を受けたが度重なる故障で毎年評価を下げている。かつては90マイル後半の速球を投げていたが、胸郭出口症候群を発症した昨シーズンは90マイル前半に留まった。それでも全快すればかつてのような輝きを取り戻せる可能性はあり、今後は故障のリスクを抑えるためリリーフ中心で登板していく予定。

13. カリル・リー:OF
16年ドラフト3巡目指名。小柄ながらも身体能力が高く、パワーツールも平均レベルはある。どのコースの球種でもしっかりと振りぬき、フィールド全体に打ち分けることができるヒッティングスキルの高さを見せる。肩は投手として投げていたこともあって非常に強いが、スピードは平均レベルのためRFが適正ポジションだろう。

14. スコット・ブレウェット:RHP
大柄な体格の持ち主で、今後の伸びしろに期待ができるハイシーリングなタレント。現在の速球は常時90マイル前半程度だが、今後筋肉をつけていけばコンスタントに90マイル中盤をマークすることも不可能ではないだろう。落差のあるカーブは空振りを奪うことができるボール。 チェンジアップは改善の余地あり。デリバリーは力感がなく、ストライクゾーンにボールを集めるコントロールもあるが、細かいコマンドには欠ける。

15. ギャレット・ダビラ:LHP
90マイル前半の速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。高校時代はカーブをアウトピッチにしていたが、プロでは通用しないと見るスカウトもおり、チェンジアップを多投するようになっている。デリバリーはスムーズでコントロールも悪くない。今後球速がどれほど伸びるか、チェンジアップの精度をどれほど上げられるかがカギになるだろう。

16. コリー・トゥープス:2B
小柄な体格ながらもパンチ力のある打撃が魅力。バットを振り下ろすようなスイングでラインドライブの打球を量産し、30二塁打、10HRをマークすることができるだろう。昨シーズンは長打が増えた代償として三振数が大幅に増えてしまった。。大学時代はSSだったが、スピードが平凡たなめプロ入り後は2Bを主に守っている。2Bとしてなら平均程度には守れる。

17. シウリー・マティアス:OF
平均以上のパワーポテンシャルが魅力の18歳。コンタクトスキルには欠けるが、徐々にボールの見極めがよくなっており、出塁率を稼ぐことはできそう。スピードは平凡なため、将来は現在守ることもあるCFから完全にRF専門になるだろう。肩は非常に強いため、RFとしてならそこそこ守れるだろう。

18. メイブリス・ビロリア:C
コンタクトスキルの高さとパワーを兼ね備えるヒッティングプロスペクト。フィールド全体を使った打撃をすることができ、三振も少ないためハイアベレージを期待できる。守備では肩の強さは平均程度にはあるが、フットワークやキャッチングなどはまだ未熟。19歳と若いため今後の改善次第ではCに留まれる可能性はあるが、1B転向も有り得るだろう。

19. ピーター・オブライエン:OF
今年ARIからトレードで加入。マイナーでは4年連続で20HR以上をマークするもコンタクスキルの低さとアプローチの悪さ、限られたポジションしか守れないことが原因となってチャンスを与えてもらえない状況が続いている。 それでも大型な体格から生み出されるパワーは本物。26歳ともう若くなく、残された時間は少ない。

20. ミゲル・アルモンテ:RHP
常時90マイル中盤をマークする速球は威力抜群だが、その他のツールに不安を抱えている。カーブ、チェンジアップといったブレーキングボールは平均レベル。デリバリーが不安定で、コントロールを乱す原因となっている。主に先発として投げているが、リリーフ転向を勧める声が多い。

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/HQy2nc

2016 Futures Game Preview:世界代表

19069931546_2be616c8c5_z

 

 

 

 

 

 

 

アメリカでは現地時間10日にプロスペクトの祭典『フューチャーズゲーム』が開催される。今回はそれに先立ってロースター及び予想オーダーを紹介する。これを読んでおけば『フューチャーズゲーム』がより楽しめるはずだ。さらに観戦時に選手名鑑の代わりに使ってもらえれば幸いだ。

 

  • 予想オーダー

 

1.マニュエル・マーゴット(SD):CF
スピードツールが光るヒットメーカー。毎年35盗塁以上をマークしており、今シーズンもここまで23盗塁。コンタクトスキルが高くハイアベレージを残すことができる。小柄だが全くの非力というわけではなく多少のパンチ力 は兼ね備えている。広いレンジをカバーすることができるのでCFから転向する必要はない。肩はそれほど強いわけではないが今シーズンは14個のアシストをマークしている。

2.ヨアン・モンカダ(BOS):2B
アマチュア選手市場最高額の契約金を手にしてMLBの世界に飛び込んできた怪物。ずば抜けた身体能力は全てのプレーにおいて発揮されている。打撃では左右両打席問わずヒットを量産することが可能でパワーも平均以上。アプローチも卓越しており出塁率も高い。足も非常に速く昨シーズンは49盗塁で失敗は3個のみ。今シーズンもここまで40盗塁、失敗8個と驚異的なペースで盗塁数を増やしている。守備ではエラーが多いがレンジの広さと肩の強さからどこを守っても平均以上だろう。

3.タイラー・オニール(SEA):RF
無駄な力みのないスイングで打球を瞬く間にフェンスの向こうへと飛ばすスラッガー。昨シーズン放った32本塁打はマイナー全体で2番目に多かった。投球に対する理解も徐々に深めており、今シーズンはハイアベレージを残しつつ長打も打てるようになっている。高校時代は捕手だったがプロ入り以降はOFに専念。

4.ホルヘ・ボニファシオ(KC):DH
兄にATLの内野手エミリオを持つ。以前はハイアベレージを残すミドルヒッタータイプだったがモデルチェンジを行い、強烈なスイングで長打を量産するスラッガーへと変貌した。その代わり、打撃が荒っぽくなり外角のボール球を追いかける場面が増え三振も増えた。ドラフト時はそこそこだったスピードツールも体重が増えたことで平均以下になり、守備でもレンジ不足は否めない。肩は強いが送球の正確性に欠ける。

5.ゲイリー・サンチェス(NYY):C
攻守ともに粗削りながらも非常に高いポテンシャルを秘めている。打撃ではプラス評価のパワーを有しているが、なんでも振りに行くアプローチが原因となって満足に発揮できていない。 守備では20-80のスケールで70の評価を得る強肩を武器に盗塁阻止では毎年30%以上の盗塁阻止率をマークしているが、キャッチングやブロッキングにおいて未熟さを残している。それでも徐々に洗練されつつあり中軸を打てるレギュラー捕手との見立ては現実的になっている。

6.ロナルド・グスマン(TEX):1B
2011年契約当時は現在メジャーで活躍するノマー・マザラよりも高い評価を得ることが多かったが現在は完全に後塵を拝している。非常に大きな体格の持ち主だがパワーツールは平均並。それよりも高いヒッティングスキルに高評価を得ている。長い腕で広いゾーンををカバーしヒットゾーンへと打球を飛ばす能力は特筆すべきものだが、時折手だけで打ちにいくことがありこの癖が成長を妨げている。また、四球が少ない割には三振が多いアプローチも要改善。スピードとディフェンスは平均以下。

7.レイメル・タピア(COL):LF
独特なスイングから快音を飛ばすエネルギッシュなタレント。バットを高く掲げ腰を大きく曲げる構えから振りぬかれるバットスピードは非常に速く、 細身ながらも長打を多く打つことを可能にしている。今後体重をつけていけばメジャーでも15~20本塁打を狙えるようになるだろう。打席では仕掛けが早く四球は少ない。スピードツールは平均以上だが盗塁はそれほど上手くなく今シーズンは14盗塁をマークしつつも13個の失敗も喫している。守備ではルート取りに不安がある。

8.ヤンディ・ディアズ(CLE):3B
コンタクトスキルに優れておりマイナーの各クラスでハイアベレージを残し順当に昇格してきている。アプローチも素晴らしくマイナー通算のBB/K=175/159。コンタクト重視なバッティングなため長打が少ない点が打撃では唯一の欠点。肩が強くハンドリングも上手いため3B守備はプラス評価。スピードはそれほどでもないが年間2桁盗塁は見込める。 

9.ウィリー・アダムス(TB):SS
20歳という若さで立派にAAで成績を残している逸材。打席では空振りが多いもののギャップを抜くパワーがあり将来はメジャーで10~15本塁打も可能だろう。不安視されていた守備も徐々によくなりつつあり、好プレーも度々見せている。肩が強いためSSからコンバートされる場合は3Bに移ることになるだろう。スピードが平凡なためレンジがそれほど広くない点が痛いところ。

P.アレックス・レイエス(STL):RHP
最速100マイルの速球を容易く投げる剛腕。この速球は沈んでいく軌道なため空振りを奪うのに有効なだけでなく、長打を打たれにくいという長所もある。縦に割れるカーブの評価も高くアウトピッチとしては非常に有効。チェンジアップを効果的に使えるという点で他のピッチングプロスペクトとも一線を画している。コントロールの悪さが唯一にして最大の欠点で1シーズンのBB/9が4を下回ったことがない。

 

2016 Top 20 Prospects:カンザスシティ・ロイヤルズ

12403985925_a11c75f440_z

 

 

 

 

 

 

 

 

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. ラウル・モンデシー:SS
父は元オールスタープレーヤー。史上初となるメジャー未デビューでのワールドシリーズ出場を果たした。ポテンシャルの塊で、走攻守に才能の片鱗を見せる。打撃は2AでOPS.651と平凡な成績に終わったが、華麗なSS守備はすでに一流レベル。 

2. カイル・ジマー:RHP
ガラスのエース。100マイルのストレート&上質なカーブを軸に、スライダー&チェンジアップも一定の評価を得る。前半は故障により出遅れたが、リリーフ中心にA+&2Aで64イニング投げて防御率2.39、K/9=9.7、K/BB=3.6と健康な状態をアピール。来季こそフル回転だ。 

3. ミゲル・アルモンテ:RHP
90マイル中盤のストレート&傑出したチェンジアップのコンビネーションでゾーンを攻める。2A&3Aでは103.2イニング投げて防御率4.51と不本意な出来も、メジャーデビューを経験。メジャーではリリーフ起用ということもあり、平均球速96.5マイルをマーク。コマンドに磨きをかけたい。 

4. アシュ・ラッセル:RHP
天井の高いアスリート型右腕。チームの高卒選手としては02年のザック・グレインキー(LAD)の全体6位に次ぐ全体21位での指名。 最速97マイルのストレート&切れ味鋭いスライダーのコンビネーション。プロでも活躍するためにはチェンジアップ&コマンドを磨いていきたい。

5. ババ・スターリング:OF
生粋の5ツールポテンシャルが覚醒の兆し。アメリカンフットボールでも鳴らした身体能力を攻守に披露する。打率.218→.269、OPS.642→.785、本塁打9→12と昨年よりも成績を伸ばした。AFLでは22試合で4ホーマーを放ち、『Fall Star Game』にも選出。

6. ライアン・オハーン:1B
14年ドラフト8巡目指名ながら着実に評価を上げている。今季は1A&A+でプレーし、傘下トップの27ホーマー。パワーツールは本物だが、K%=26%と三振が多く、上のレベルでもパフォーマンスを維持できるか疑問が残る。練習熱心として知られるが、14失策を喫した1B守備は改善の必要がある。

7. ホルヘ・ボニファシオ:OF
エミリオ・ボニファシオ(前CWS)の弟。兄とは選手タイプが異なり、パワーと肩が自慢な大型右翼手。今季は2Aで125試合出場し、キャリアハイとなる17ホーマー&二塁打30本を放った。打率.240、三振率24%と粗さが残るが、着実に成長している。 

8. ジョシュ・ストゥーモント:RHP
15年ドラフト屈指の剛腕右腕。最速100マイルのストレートで打者を圧倒する。しかしBB/9=7.2と極度のコマンド難を示している。また目一杯力の入ったメカニックから先発投手としての適性には疑問符が打たれ、クローザーが適任か。

9. アレク・ミルズ:RHP
12年ドラフト22巡目右腕がブレーク。 A+で21試合先発して防御率3.01。K/BB=7.93、BB/9=1.1と打者を恐れずストライクゾーンを攻めるが、HR/9=0.2と被本塁打も少なく、失投の少なさが光る。最速95マイルのストレートは試合終盤になっても球威が落ちず、スライダー&チェンジアップもソリッド。

10. バルビーノ・フエンマヨール:1B
6-3/230たる貫禄ある体格の巨漢スラッガー。2A&3Aで89試合プレーして打率.358、本塁打12、OPS.972と素晴らしい成績を収め、フューチャーズゲームにも選ばれた。後半は故障により欠場したが、11月からリハビリを再開している。 

11. ブレット・アイブナー:OF
ファイブツールの原石が遂に覚醒。これまでキャリアで打率.250以上のシーズンはなかったが、今季は打率.303、本塁打19、OPS.878、盗塁10といずれもキャリアハイの数字を叩き出した。 守備では投手転向を推されるほどの強肩が自慢。オフには『プレミア12』のアメリカ代表としてもプレー。

12. マット・ストラム:LHP
90-94マイルのストレート&カーブ&チェンジアップの3球種を操り、中でもカーブは空振りが奪える上質なボール。キャリア3年でK/9=11.9と支配力があり、今季はBB/9も自己ベストの3.0をマーク。先発として球威を落とさず長いイニングを投げるためにも、メカニクスを矯正していく必要がある。

13. フォスター・グリフィン:LHP
2014年ドラフト全体28位。90マイル前半のストレートを両コーナーに投げ分け、発達したチェンジアップでタイミングを崩すピッチングスタイルはコール・ハメルズ(TEX)と比較される。フルシーズン1年目は22試合先発して防御率5.44、被打率.296、K/BB=2.03と苦しい結果に。 

14. マーテン・ガスパリーニ:SS
イタリアが生んだファイブツール候補。RではOPS.752をマーク。左打席の方が高く評価されていたが、今季は左右両打席で均等な成績を残した。スピード&肩はいずれもプラス評価で、動作も滑らかだが、52試合で35失策を喫したSS守備には不安が残る。U-18世界大会ではイタリア代表としてプレー。

15. スコット・ブレウェット:RHP
 6-6/210たる恵まれた体格から投げ込まれるストレートはすでに96マイルに達し、カーブも落差に恵まれている。コマンド&チェンジアップは大幅な改善が求められるが、上手く育てばローテーション下位クラスの素材。1Aでは18先発して防御率5.20。

16. チェース・バロー:C
豪快なスイングから傑出したパワーを披露し、1Aでは13本のアーチを量産した。打率.219、K%=31.5%とコンタクト面に不安を抱えるが、BB%=12.3%とセレクティブな側面も備える。Cとして肩は十分だが、ポジションに止まれるかは微妙で、将来的には外野に回る可能性もある。 

17. エリアー・ヘルナンデス:OF
11年に$3.05MでKCと契約。強打の右翼手として期待される。バットスピードには目を見張るものがあり、将来的にはパワーとアベレージを両立したバッターになり得る。しかし現在は、変化球の対応&選球眼を学んでいる段階で120K/24BBとアプローチの脆さが致命的だ。 

18. レイモンド・フエンテス:OF
カルロス・ベルトラン(NYY)の従兄弟。グレガー・ブランコ(SF)と比較される。平均以上のスピードを示し、マイナー通算216盗塁をマーク。CF守備では自慢のスピードを生かし、広大なカバー範囲を誇る。3Aでは打率.308、OPS.796と結果を出し、メジャーで戦う準備は整っている。

19. ペドロ・フェルナンデス:RHP
6-0/175と小柄ながら95-97マイルの速球でパワフルに攻める。スライダー&チェンジアップは年々良くなっており、1A&A+でK/9=9.3、BB/9=2.8。しかしコマンドが粗く、防御率4.80と打ち込まれた。将来的にローテーションから漏れてもパワーリリーバーとして期待できるだろう。 

20. エリック・スコグランド:LHP
6-7のスキニーな体格はクリス・セール(CWS)と比較される。90-91マイルの動く速球&80マイル前半のスライダー&不出来なチェンジアップをゾーンに集める。A+では15試合先発して防御率3.52、K/BB=6.0。体格が成熟し、球威を増せばローテーション入りの可能性も。

Plus One Prospect
アンダーソン・ミラー:OF
15年ドラフト3巡目。投手としてもドラフト候補に挙がったカレッジ有数のアスリート。パワー&スピード&強肩を兼ね備えた大型外野手として期待される。打撃ではパワーは十分も、大きくなりがちなスイングを修正したい。スピードはCFを守るのに十分だが、強肩を生かすためにRFに回ることになるかもしれない。 

 

Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/jU6ESi