Tag Archives: マイケル・ブラントリー

2019 World Series Review : Game7

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った方がワールドチャンピョンとなる運命のGame7。歓喜の瞬間を目の当たりにしようと球場には43,000を越えるファンが集まった。この試合の先発はアストロズがこのポストシーズンで勝利のないザック・グレインキー、ナショナルズは首の痛みからGame5での登板を回避していたマックス・シャーザーが登板した。

ハイレベルな投手戦が予想されたGame7はアストロズペースで進んでいく。2回にユリ・グリエルが低めのスライダーをレフトスタンドまで運び、アストロズが1点を先制すると、5回にも2アウト1,2塁のチャンスからカルロス・コレアが曲がりの甘いスライダーを捉えるタイムリーヒットを放ち、2点のリードを奪った。先発のグレインキーもナショナルズ打線を6回まで1ヒットに抑える完璧なピッチングを見せていた。

 

しかし、7回アンソニー・レンドーンが均衡を破る1発を放つと、続くフアン・ソトに四球を出したところでアストロズのヒンチ監督が動いた。レンドーンへの1発以外ほとんど完璧に抑えていたグレインキーを降ろし、ポストシーズン大車輪の活躍を見せていたウィル・ハリスを登板させた。しかし変わったハリスの投じた2球目をハウィ・ケンドリックが捉え、打球はライトポールに直撃し、逆転の2ランホームランとなった。ここまで数々の重要な局面で結果を残してきたケンドリックがGame7でも大きな一打を放った。

2019 World Series Review : Game6

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互いにロードでのゲームを取り合い、アストロズが3勝と王手を掛けて臨んだGame6。この試合では追い込まれたナショナルズが投打に奮起し、7-2でアストロズを下し、3勝3敗とシリーズをイーブンにし、Game7に望みを繋いだ。

先発投手はアストロズはジャスティン・バーランダー、ナショナルズがスティーブン・ストラスバーグとGame2と同じ組み合わせとなった。まず先制点を奪ったのはナショナルズ。初回に先頭のトレイ・ターナーが内野安打で出塁すると、2番のアダム・イートンがバントでランナーを2塁へ進める。続くアンソニー・レンドーンがシフトの穴をつくタイムリーヒットを放ち、1点を先制した。

しかしその裏、アストロズもストラスバーグの立ち上がりを攻めたてる。先頭のジョージ・スプリンガーが初球を捉え、2塁打を放つと、ワイルドピッチで3塁へ進み、2番ホセ・アルトゥーベの犠牲フライでスプリンガーが生還。わずか4球で同点に追いついた。3番のマイケル・ブラントリーは三振に倒れたが、4番のアレックス・ブレグマンがこのシリーズ3本目となるホームランをレフトスタンドにたたき込み、2-1とアストロズがリードを奪った。その後は3回、4回と四球が絡み、両チームともチャンスを作るが、後1本がでず、スコアには0が並んだ。

 

しかし、5回表に試合が大きく動く。この回先頭のターナーを難なく打ち取ったバーランダーだが、イートンへの2球目のカーブが甘く入った。イートンがこれを見逃さず、打球はライトスタンドへ。イートンのこのシリーズ2本目の本塁打でナショナルズが同店に追いつくと、4番のホアン・ソトがこれに続いた。高めのストレートをライトスタンド上段まで運び、3-2とナショナルズがリードを奪い返した。

2019 ALCS Review:NYY vs HOU

Carlos Correa, Jose Altuve

 

 

 

 

 

 

 

 2019年のALCSは、ミネソタ・ツインズをスウィープで下したニューヨーク・ヤンキースと、第5戦でタンパベイ・レイズを下したヒューストン・アストロズの組み合わせとなった。

 シーズンを通しての両球団のポイントとWSへの展望を述べている。

 ・シリーズの概要及びWSの展望

 ここからは各試合終了後に振り返っている。

 ・Game 1 「田中将大」,「グレイバー・トーレス」,「ブルペン運用」

 ・Game 2 「物量戦」,「ファウルチップ」,「カルロス・コレア」

 ・Game 3 「ルイス・セベリーノ」,「ゲリット・コール」,「ハードヒット」

 ・Game 4 「本塁打」,「CC サバシア」,「リリーバー」

 ・Game 5 「DJ ラメイヒュー」,「ホームで消耗させられなかったヤンキース」,「ブルペンデーに繋げたアストロズ」

 ・Game 6 「ブルペンデー」,「低打率を出塁率でカバーしたアストロズ打線」,「窮地を救ったジョシュ・レディック」

 

 シリーズの概要及びWSの展望

 

 両球団共に、DSからCSに進出して打線の打撃成績が低下する中で、ヤンキースよりも少ない三振数で、ヤンキースよりも多く四球数を稼いだアストロズ打線が印象的だった。ルーク・ボイト(1B)やマイク・フォード(1B)、クリント・フレイジャー(OF)、(CSに出場は果たしたが)ジャンカルロ・スタントン(OF)等を欠いているにも拘わらず、ヤンキースが長打力でアピールせざるを得なかったのは痛い。一方、アレックス・ブレグマン(3B)やユリ・グリエル(1B)等に思ったようにヒットが出ない中で、出塁率を高めつつ要所要所で本塁打を打てたアストロズ打線は驚異的だった。下位打線にマーティン・マルドナード(C)やジョシュ・レディック(OF)を起用出来たのも上位打線が得点を重ねやすいようになっていたからだろう。とはいえ、CSのチーム本塁打と打点はヤンキースが上回っており、ヤンキースにも勝算はあったが、ホーム3連戦で2敗を喫したのは痛かった。第6戦、7戦を連勝するのは難しく、第5戦で王手をかけておきたかったが、ハードヒットは出るが安打や得点の伸び悩む打線が苦しむに終わった。

 

 投手陣を見た時、アストロズはバーランダーとコールで3、4勝を見込めるのに対し、ヤンキースはイニングイーターを欠いており、ブルペンの物量戦で乗り切るしかなかった。NLCSを目覚ましい躍進で突破したナショナルズにも言えることだが、やはり長いイニングを投げられる投手がいないとPOは難しい。シーズン中の疲労が蓄積しているブルペンが、POで100%のベストコンディションを発揮するのは難しいからだ。アダム・オッタビーノ(RHP)は、その最たる例だろう。ただ、ヤンキースはDSでスウィープしたアドバンテージがあり、ALCSが始まった段階ではイーブンだったはずだ。アドバンテージが失われたのはヤンキースタジアムに移動してからの3連戦だろう。第6戦のブルペンデーに入るまでにブルペンはかなり疲弊していた筈である。一方のアストロズは、バーランダーとコールのおかげである程度ブルペンの温存が出来ていた。9回裏にアルトゥーベが本塁打を打たなかったとしても、延長戦に入れば分があるのはアストロズに思えたし、第7戦セベリーノの後を継いだブルペンがどこまで粘れたのかは分からない。個人的に、第4戦落としてしまったのがターニングポイントに思える。

 

 守備では外野陣のファインプレーの多いシリーズだった。特に、レディックが第6戦の6回に見せたファインプレーはシリーズ1のプレーだと思う。レディックは本塁打もマークしており、WSで伏兵として貢献しそうだ。そのままWSの展望に入ると、アストロズとナショナルズは共に先発がチームの勝敗を左右するチームだ。バーランダーとコール、シャーザーとストラスバーグという絶対的な二枚看板を有している。ナショナルズは、パトリック・コービン(LHP)アニバル・サンチェス(RHP)も頼もしく、ザック・グレインキー(RHP)がナショナルズ打線に捕まれば分があるのはナショナルズか。ただ、POでのナショナルズの投手起用法は命を削るようなものであり、バーランダーとコールでブルペンを休ませつつ、ブルペンデーをする余裕があるアストロズに分があるとも言える。打線は、明らかにナショナルズ打線の方が好調であり勢いがある。だが、2017年にWSを制したアストロズも負けておらず、クリーンアップに長打が出れば、1番から6番まで恐ろしい打線になる。

 アストロズが4勝3敗で制すると思っている。初戦、シャーザー対コールをアストロズが制し、第2戦、ストラスバーグ対バーランダーもアストロズが制し、拮抗して迎えた第7戦で制覇するというものである。ナショナルズ打線よりもアストロズ打線の方が本塁打が出ており、初戦はシャーザーから大量得点をマークしたい。第2戦は何とも言いがたいが、WSのプレッシャーになれているバーランダーとストラスバーグでバーランダーに分があるという見立て。ナショナルズ投手陣は強力だが、CSやシーズン中のように走者を増やして本塁打で効率よく得点していけば倒せるだろう。また、第7戦までもつれる長期戦になれば、おそらく先にほころぶのはナショナルズだろう。逆に、ナショナルズ打線の勢いに押されて第5戦くらいでナショナルズが制する可能性も想像出来る。何はともあれ、アストロズはWS全7試合を使って4勝する意識で挑んでいけば勝てるだろう。また、そのための場数を踏んでいるチームである。

 

Written by Tsubasa Komiyama

Photo link https://flic.kr/p/2btZKuh

 

Weekly Report :Week4,5

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4つのハイライトで1週間のメジャーリーグを辿る。Week-4,5のキーワードは「ショーン・マネイア」「プエルトリコ」「ダイアオンド・バックス」「ロナルド・アクーニャ」だ。

 

 ・ショーン・マネイア

現地時間4月21日にOAKの左腕ショーン・マナエアがBOS戦で今季MLB初となるノーヒットノーランを達成した。ノーヒットノーランは昨年のMIAエディンソン・ボルケス以来、ア・リーグに限定すると2015年の当時HOUに在籍していたマイク・ファイヤーズ以来となる偉業であった。

 

試合は初回、先頭のムーキー・ベッツを歩かせるも2者連続三振を含め3人で抑えると5回2死まで1人のランナーも許さない快投を披露する。5回2死からエラーと暴投でこの試合初めて得点圏にランナーを進めるもジャッキー・ブラッドリーJr.をチェンジアップで三振に切って取り危なげなく抑える。打線もメジャーを代表する左腕クリス・セールから2本のタイムリーツーベースと5回にエラーをしたマーカス・セミエンのソロホームランで小刻みに援護をする。9回には2死からこの日2つ目のフォアボールを与えるもハンリー・ラミレスをショートゴロに打ち取り自身初の完投、完封をノーヒットノーランのおまけつきでやってのけた。

 

この日、マナエアが対峙したBOS打線は打率メジャー全体1位、得点は同2位、OPSも同3位であり、規定打席到達者7人のうち6人がOPS.750超え(.800以上は4人)というBOSの開幕ダッシュ(この試合開始前時点で17勝2敗)の大きな要因の1つであるメジャー屈指の強力打線だった。

 

マナエアはメジャー3年目で昨年はキャリアハイの158.2イニング、12勝を挙げたがWHIP1.40やERA4.37、QS%=48.3%が示すように安定感に欠けていたが、今季は5試合で3勝2敗ながらERA1.23、QS%=80.0%と運に恵まれている側面はあるもののブレイクアウトする気配を漂わせており、開幕してからこれまでのピッチングが決してフロックではないということを今後のピッチングで見せてくれることを期待したい。

2017 Team Preview:クリーブランド・インディアンズ

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*40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す。

  • 本拠地:プログレッシブ・フィールド
 
他の野球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml21/ 

 

広さ
レフト 99.1M
センター 121.9M
ライト 99.1M
フェンス高さ 2.4~5.8M
パークファクター平均*100
安打 111.5
ツーベース 129.9
スリーベース 50.7
HR 116.8

得点

120.7

 

予想オーダー
1.カルロス・サンタナ:1B
昨シーズン記録した 34 本塁打 87 打点はキャリアハイ。その高い出塁能力から足はないが、 1 番に入る機会が増えた。守備では今シーズンはマイク・ナポリ(現レンジャース)の移籍、エンカーナシオン加入に伴い、昨年までの DH から1B へ。オフに開かれたWBC にはドミニカ代表として出場。
 
2.フランシスコ・リンドーア:SS
昨シーズンは 2 年目ながら不動の 3 番として 2 年連続の 3 割越え、得意の守備ではDRS+17 を記録しゴールドグラブ受賞と攻守でチームを支え、チームのワールドシリーズ進出に貢献した。オフの WBC でも母国プエルトリコの 2 大会連続の準優勝に貢献した。
 
3.マイケル・ブラントリー:LF
昨年は右肩の故障でシーズンのほとんどを DL で過ごしたが、今シーズンは開幕戦からの出場が見込まれている。15 年までは2年連続の 3 割、14 年には 200 本安打を放ち、シルバースラッガー賞を受賞しており、彼の復帰はインディアンズにとって非常に大きいだろう。
 
4.エドウィン・エンカーナシオン:DH
今オフ FA の目玉として加入した右の大砲。過去 5 年で 193 本の本塁打を放っており、これはクリス・デービス(現オリオールズ)に次いでメジャー全体で 2 位。昨年は初の打点王にも輝いた。彼の加入により昨年 4 番を努めたナポリの離脱も心配いらないだろう。
 
5.ホセ・ラミレス:2B
昨シーズン突然頭角を現した 24 歳。昨年記録した打率.312 はチームトップで 46 二塁打はメジャー全体でも 3 位だった。小柄な体格ではあるが昨年 8 月以降で 6 本塁打を放っており今シーズンは更なる増加も期待できる。本来は 3B を守っているがジェイソン・キプニスの怪我の影響により開幕は 2B での出場が濃厚。
 
6.ブランドン・ガイヤー:RF
昨シーズン途中にトレードによりレイズから加入した。昨シーズン左投手に対し打率.336、昨年放った 9 本の本塁打の内、6 本を左投手から記録し、対右のロニー・チゼンホールと共にプラトーンとして起用された。今シーズンはチゼンホールの開幕離脱が決定的でありスタメン奪取に向けアピールしたいところ。
 
7.タイラー・ネイクイン:CF
新人王投票で 3 位に入ったインディアンズ期待の若手の 1 人。昨年は規定打席には到達しなかったが、チームトップの OPS.886 を記録し下位から打線を支えた。昨年の 14本塁打はすべて右投手からであり対左は苦手か。センターの守備はミスが目立つことがあり不安が残る。
 
8.ロベルト・ペレス:C
ヤン・ゴームズの故障により出場機会を得ると、盗塁阻止率 50%、ポストシーズンでは 3 本塁打を放つなど一気にブレークした。WBC にはプエルトリコ代表として出場したがヤディアー・モリーナ(現カージナルス)がいたためほとんど出場機会はなかった。
 
9.ヤンディ・ディアス:3B
キプニスの怪我に伴い開幕スタメンが予想されるキューバ出身の 25 歳。昨シーズンAA、AAA 級合計で 121 試合に出場し打率.318 を記録した。また選球眼に優れ、BB%13.5%を記録した。キプニスが復帰するとラミレスが3B に戻ることが予想されるがそれまでにどれだけアピールできるかが鍵となりそうだ。