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2019 TOP10 Prospects サンディエゴ・パドレス

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 書籍販売に先駆けて、シカゴ・ホワイトソックス、シアトル・マリナーズ、サンディエゴ・パドレスの3球団のTOP10 Prospectsのスカウティング・レポートを公開する。(書籍では先行公開分にくわえ11位から20位まで掲載)

 第3回はフェルナンド・タティス Jr.要するサンディエゴ・パドレスだ。尚、各選手名をクリックするとBaseball Referenceで各種成績を確認することが出来る。

2017 Draft Review:ナショナル・リーグ西地区

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*順位:選手名:出身校:ポジション:身長/体重

 

  • アリゾナ・ダイヤモンドバックス

7;パビン・スミス:バージニア大学:1B:187cm/95kg

ボールの見極めが非常に上手いハイフロアーなタレント。大学では2年連続で三振数よりも四球数の方が多かった。コンタクトスキルに長けており、ハイアベレージを残すこともできる。コンタクト重視なためか、大きい体格にも関わらずパワーは1Bとしては若干物足りない。レンジが広く、捕球も上手いため守備では高評価を得ている。スピードは平凡だが、全く動けないわけではなく、元投手で肩も強いためRF転向も考えられている。

44;ドリュー・エリス:ルイビル大学:3B:190cm/86kg

コンパクトなスイングでボールを捉えて長打にするパワーが魅力。三振が多いが、その分四球を多く選ぶこともできる。ブレーキングボールへの対応が拙い点は気になるところ。打席以外では大きな体を上手く扱いきれておらず、スピードは平均以下。守備も上手くないため3Bから1Bへの転向が既定路線だろう。

68:ダルトン・バショー:ウィンスコンシン大学ミルウォーキー校:C:175cm/90kg

 父親もメジャーで活躍した打撃型C。今年になってよく四球を選べるようになり、出塁率が上昇。小柄ながらも筋肉が詰まった体から生み出されるパワーも平均以上。スピードはそれほど速いわけではないが、隙を見て次の塁を盗むという場面が見受けられる。問題は守備。ブロッキングは問題なくこなせるが、肩が致命的に弱く、盗塁阻止面では他のCと比べて遅れを取っている。

2017 Draft Quick Look

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メジャーリーグでは現地12日より2017年ドラフトがスタートし、同日には計75人が指名を受けた。以下にはその結果をリスト形式で整理する。選手横の#数字は当サイトのモック順位を表す。

2017ドラフト:1~75位指名
順位 チーム 選手名 ポジション 出身校
1 MIN ロイス・ルイス #3 SS ジェイセラカトリック高校

2

CIN ハンター・グリーン #1 SS/RHP ノートルダム高校
3 SD マッケンジー・ゴア #14 LHP ホワイトビル高校
4 TB ブレンダン・マッケイ #2 1B/LHP ルイビル大学
5 ATL カイル・ライト #9 RHP バンダービルト大学
6 OAK オースティン・ベック #10 OF ノースデビッドソン高校
7 ARI パビン・スミス #15 1B バージニア大学
8 PHI アダム・ヘイズリー #6 OF バージニア大学
9 MIL キストン・ヒウラ 2B カリフォルニア大学アーバイン校
10 LAA ジョー・アデル #28 OF バラード高校
11 CHW ジェイク・バーガー #11 3B ミズーリ州立大学
12 PIT シェーン・バズ #5 RHP コンコーディアルーザラン高校
13 MIA トレバー・ロジャーズ LHP カールスバッド高校
14 KC ニック・プラット #17 1B/LHP ハンティントンビーチ高校
15 HOU J.B.ブカウスカス #7 RHP ノースカロライナ大学
16 NYY クラーク・シュミット RHP サウスカロライナ大学
17 SEA エバン・ホワイト 1B ケンタッキー大学
18 DET アレックス・ファエド #8 RHP フロリダ大学
19 SF ヘリオット・ラモス #31 OF リーダーシップクリスチャンアカデミー
20 NYM デビッド・ピーターソン #4 LHP オレゴン大学
21 BAL D.L.ホール #20 LHP バルドスタ高校
22 TOR ローガン・ウォーモース #23 SS ノースカロライナ大学
23 LAD ジェレン・ケンドール #13 OF バンダービルト大学
24 BOS タナー・ホウク #12 RHP ミズーリ大学
25 WSH セス・ロメロ #19 LHP ヒューストン大学
26 TEX ババ・トンプソン #34 OF マクギルトゥールン高校
27 CHC ブレンドン・リトル LHP フロリダ州立大学
28 TOR ネイト・ピアーソン #21 RHP セントラルフロリダジュニアカレッジ
29 TEX クリス・サイス SS ウェストオレゴン高校
30 CHC アレックス・ラング #18 RHP ルイジアナ州立大学
31 TB ドリュー・ラスムッセン RHP オレゴン州立大学
32 CIN ジーター・ダウンズ SS モンシニョールエドワードペース高校
33 OAK ケビン・メレル SS サウスフロリダ大学
34 MIL トリスタン・ラッツ OF マーティン高校
35 MIN ブレン・ルーカー #30 1B ミシシッピ州立大学
36 MIA ブライアン・ミラー OF ノースカロライナ大学
37 MIN ランドン・リーチ RHP ピカリング高校
38 CIN スチュアート・フェアチャイルド OF ウェイクフォレスト大学
39 SD ルイス・キャンプサーノ C クロスクリーク高校
40 TB マイケル・マカド RHP ウェストビュー高校
41 ATL ドリュー・ウォーターズ OF エトワ高校
42 PIT スティーブン・ジェニングス RHP デカルブカウンティ高校
43 OAK グレッグ・ダイクマン OF ルイジアナ州立大学
44 ARI ドリュー・エリス 3B ルイビル大学
45 PHI スペンサー・ハワード RHP カリフォルニア・ポリテクニック州立大学
46 MIL ケイデン・レモンズ RHP ベスタビアヒルズ高校
47 LAA グリフィン・カニング #16 RHP UCLA
48 COL ライアン・ビレイダ 3B スティルウォーター高校
49 CHW ギャビン・シーツ 1B ウェイクフォレスト大学
50 PIT カル・ミッチェル OF ランチョバーナード高校
51 MIA ジョー・デュナンド 3B ノースカロライナ州立大学
52 KC MJメレンデス C ウェストミンスタークリスチャン高校
53 HOU ジョー・ペレス 3B アークビショップマッカシー高校
54 NYY マット・サワー RHP リゲッティ高校
55 SEA サム・カールソン #26 RHP バーンスビル高校
56 HOU コービン・マーティン RHP テキサスA&M大学
57 DET レイナルド・リベラ OF チポラ大学
58 SF ジェイコブ・ゴンザレス 3B シャパラル高校
59 NYM マーク・ビエントス #24 3B アメリカンヘリテージ高校
60 BAL アダム・ホール SS ルーカス高校
61 TOR ヘイゲン・ダナー #27 C/RHP ハンティントンビーチ高校
62 LAD モーガン・クーパー RHP テキサス大学
63 BOS コールマン・ブレネン OF ウェストフィールド高校
64 CLE クエンティン・ホルムズ #35 OF モンシニアーマクランシーメモリアル高校
65 WSH ウィル・クロウ #22 RHP サウスカロライナ大学
66 TEX ハンス・クラウス #32 RHP ダナヒルズ高校
67 CHC コリー・アボット RHP ロヨラメリーマウント大学
68 ARI ドルトン・バショー C ウィスコンシンミルウォーキー大学
69 SD ブレイク・ハント C マターデイ高校
70 COL トミー・ドイル RHP バージニア大学
71 CLE タイラー・フリーマン SS エティワンダ高校
72 PIT コナー・ユスルトン OF サウスムーア高校
73 KC エバン・スティール LHP チポラ大学
74 BAL ザック・ローザー LHP ザビアー大学
75 HOU J.J.マチジェビック 2B アリゾナ大学

 

 次ページでドラフト1日目の総評を行う。

2017 Mock Draft:1~18

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 *1~18位は1巡目指名

1.ミネソタ・ツインズ
ハンター・グリーン:RHP/SS ノートルダム高校

ここ数年と範囲を広げてもこれほどのタレントを探すのは難しいといっても過言ではない。投手としては最速101マイルの速球を投げ、打者としては規格外のパワーを有している。弱冠17歳にして既にプロ意識は高く、他の高校生とは色々な意味で一線を画している。変化球のクオリティがそれほど高くなかったり、スピードがなくSSに残れない可能性があったりと不確定要素も多いがそれを差し引いても今全世界のアマチュア選手の中でトップに据えられるべき選手だろう。

2.シンシナティ・レッズ
ブレンダン・マッケイ:LHP/1B ルイビル大学

 ハンター・グリーンと双璧を成す今年の目玉タレント。投手としては90マイル前半の速球と今ドラフトで1、2を争うと言われるカーブで大量の三振を奪い、打撃では無駄のないスイングと卓越したアプローチを見せる。フレームも申し分なく、既にメジャーリーガーと並んでも遜色のない体の持ち主である。唯一の弱点はアップサイドに欠けるところだが、フロアーの高さを考えるとそれほど気になる点ではないかもしれない。

3.サンディエゴ・パドレス
ロイス・ルイス:SS/OF ジェイセラカトリック高校

身体能力の高さで言えばグリーンと負けず劣らずのものを持っているハイシーリングなタレント。何でもすんなりとこなすことができ、ずば抜けたスピードを武器にどのポジションでも守ることが可能。ただ、肩がそれほど強くないためSSよりもCF向きか。打撃では振り回すだけでなくしっかりと打つべきボールを待つこともできる。現時点でパワーは平均以下だが、マイナーのクラスが上がるにつれ問題にならなくなるだろう。将来像はトレイ・ターナー(WSH)。