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2019年 Draft Review:ピッツバーグ・パイレーツ

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今シーズンも終盤戦を迎え、地区優勝、ワイルドカード争いが激化している。19年シーズンも6月にドラフトを終え、各指名選手がマイナーでデビューを飾っている。そこで、期間は空いたが、各地区から球団を一つ取り上げ、指名を振り返ることにする。今回はナショナルリーグ中部地区からパイレーツの指名を振り返る。

1巡目(全体18位)

クイン・プリスター:RHP 右投右打

2019年のイリノイ州の最優秀選手にも選ばれた好投手。最速97マイルを記録するフォーシームと、90マイル台前半のツーシームが最大の武器で、同じく高い評価を受けるカーブとの組み合わせで三振を奪う。順調に成長すれば将来のローテーションを支える投手として活躍出来るだろう。

1巡目(全体37位)

サミー・シアニ:OF 左投左打

レッズ傘下に所属のマイク・シアニの弟。兄同様の俊足巧打が持ち味の外野手で、兄を越える1巡目での指名を受けた。小柄な体格からパワーは平均以下だが、高いヒッティングスキルから打撃の評価は高い。守備では特筆に値するツールはなく平均的なディフェンダーにとどまるだろう。

2巡目(全体57位)

マット・ゴースキ:OF 右投右打

大学時代にはパワーとスピードを兼ね備えた打者として活躍した。打撃では一発があるが、三振が多く、アベレージを残せるようなタイプではないため不安が残る。最大の武器であるスピードは大学3年間で57盗塁を決め、失敗はわずか3つと技術も高く、プロでも武器となるだろう。アームも平均以上で打撃が伸び悩んでもバックアップ外野手として活躍が期待できる。

2巡目(全体72位)

ジャレッド・トリオロ:3B 右投右打

大学では学年が上がるにつれて成績を伸ばし、ドラフト指名に至った好打者。大柄な体格に似合わずパワーは平均的だが、ヒッティングスキルが高く、選球眼も上々。パワーが伸びてくれば評価は上がってくるだろう。平均以上のスピードの持ち主でアームも弱くなく、三塁守備では安定した守りが期待できる。

3巡目(全体95位)

マット・フレイジャー:OF 右投左打

手の骨折によりわずか19試合の出場にとどまった大学3年時だが、大きく成長をみせ3巡目での指名に至った。大学3年時に打率.412、三振わずか6個と高いヒッティングスキルが武器。大学通算3本塁打とパワーレスが心配されるが6-3/205lbと体格に恵まれており、パワー面の成長があれば、メジャーでもインパクトを残せる選手になるかもしれない。

4巡目(全体124位)

J.C.フラワーズ:RHP 右投右打

大学2年時までは外野手一本でプレーしていたが、3年時から投手を兼任し、外野手として先発出場し、クローザーとして試合を締めるなど投打に大車輪の活躍を見せた。打撃でも好成績を残したが投手として指名を受けた。90マイル台中盤の速球に加え、彼のベストピッチであるスライダー、チェンジアップを操る。プロ入り後は先発としても起用されており、今後の起用方法に注目が集まる。

5巡目(全体154位)

グラント・フォード:RHP 右投右打

大学2年までは防御率8点台を記録するなど成績は振るわず、注目を受けるような選手ではなかったが、3年時にコントロールが改善し、防御率2.76と大きく成績を伸ばし、評価を高めた。90マイル台中盤の速球を中心にイニング以上の三振を奪うなど力強い投球が持ち味。細身の体格や、ブレイクしてまだ1年と短いことから今後の成長にも期待が掛かる。

6巡目(全体184位)

ウィル・マッシセン:OF 右投右打

多くのメジャーリーガーを輩出するスタンフォード大で二刀流で活躍した選手。パイレーツには野手として指名を受けている。6-7/220lbとバスケ選手顔負けの体格の持ち主でそのパワーポテンシャルに高い期待を受ける。三振が多いなどまだまだ粗さがあり、外野守備もコーナーに限られるなど課題は多い。

7巡目(全体214位)

ブレイク・サボール:OF 右投左打

大学での3年間は捕手としてプレーしていた選手。プロ入り後は外野主としてプレーしている。6-4・215lbと恵まれた体格の持ち主で実戦では発揮できていないが、パワーポテンシャルを秘めるとみられている。更に選球眼の良さも武器で高い出塁率を残す事が出来る。

8巡目(全体244位)

オースティン・ロバーツ:RHP 右投右打

大学時代は1年時には結果が残せなかったが、2年生になるとリリーフに転向しブレイクを果たした。3年生になり、再度先発の機会が増え、成績は若干悪化したが、奪三振率を大きく上げるなど成長を見せた。プロ入り後はクローザーとしても起用されている。

 

総括

1巡目ではハイポテンシャルな高卒選手を指名し、その後は大卒選手を指名した。大卒選手も現在任されているポジションでの経験が浅い選手や大学時代は怪我に苦しんだ選手など、実力が未知数な選手が多く、数年後には予想外の成長を見せている選手がこの中から生まれるかもしれない。

 

Text by Akinari Miyazaki

Photo : https://www.flickr.com/photos/dgaken/14594423673/