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2017 Team Preview:シカゴ・ホワイトソックス

*40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す。
- 本拠地:ギャランティード・レイト・フィールド
レフト | 100.6M |
センター | 121.9M |
ライト | 102.1M |
フェンス高さ | 2.4M |
安打 | 96.0 |
ツーベース | 89.0 |
スリーベース | 107.1 |
HR | 110.1 |
得点 | 92.7 |
・予想オーダー
1.ティム・アンダーソン:SS
2013年ドラフト1巡目指名が昨シーズンの途中にジミー・ロリンズに代わりメジャーデビュー。99試合に出場し、打率.283,OPS.738とメジャー1年目にしては上出来のシーズンを過ごした。守備面でもDRS+6をマークして貢献したが、課題は打席でのアプローチにあり、昨年はK%が27.1%、BB%が3.0%と悲惨な結果。今後の改善が期待される。
2.メルキー・カブレラ:LF
2012年シーズンにオールスターに初出場、オールスターMVPを獲得した1か月後にテストステロン使用がみつかり、50試合出場停止となったのももう5年前。2012年に見せたパフォーマンスは薬物による効果かと思われたが、14年シーズンから3年連続で170本以上の安打を放っている。まだまだ32歳と老け込むには若く、ことしも打線の中軸を担っていくことは間違いないだろう。
3.ホセ・アブレイユ:1B
14年シーズンにキューバから亡命し、ホワイトソックスに入団。1年目から36本塁打、OPS.964、新人王を獲得と大活躍を見せた。昨年も打率.293、25本塁打とクリーンアップの役割は果たしたが、OPSが.964→.850→.820、本塁打数が36→30→25と3年連続で低下しているのが気がかりである。再建中のチームを支えるクリーンアップを今年も担っていけるのか注目である。
4.トッド・フレイジャー:3B
昨年トレードでシンシナティ・レッズから加入。本塁打数は自己ベストの40本をマークしたものの、打率は.255から.225へと低下、三振数は137から163へと大幅に悪化した。それでもリーグ屈指のパワーヒッターであることは間違いなく、トレードの噂がちやほやと出ている今シーズンも活躍が期待される。
5.アビザイル・ガルシア:RF
20歳にメジャーデビューし、メジャー5年目ながらまだ25歳。同じベネズエラ出身で、身長(6’4”)、体重(240lb)が全く同じなデトロイト・タイガースの強打者、ミゲル・カブレラと比較され、ミニ・ミギーとあだ名がつけられている。身長・体重が同じでも、打撃成績まで同じとはいかなく、昨年の打率は.245と自己ワーストを記録。三振数を減らしていけば、全体の成績向上が期待できるかもしれない。
6.コーディー・アッシュ:DH
チーム全体の再建、若返りを図るフィラデルフィア・フィリーズから放出され、マイナー契約でホワイトソックスに入団。2012年にはチーム有望株ランキング7位にランクインしたが、メジャーデビューしてから成長できず、毎年同じような成績を残しており、OPSに関しては、.691→.699→.689→.635とほぼ一定。新たな環境で心機一転活躍できるか、注目である。
7.ジオバニー・ソト:C
2008年にシカゴ・カブスでメジャーデビュー、141試合に出場し、23本塁打、打率.285と衝撃的なデビューをした捕手。しかしそれ以降は怪我などの影響により年間を通して試合に出場することができず、2011年シーズン以来100試合出場をしたことがない。9年ぶりに帰ってきたシカゴで輝いていた姿に戻れるか。
8.タイラー・サラディーノ:2B
昨年はバッテリー以外のすべてもポジションで出場したスーパーユーティリティープレーヤー。打撃もメジャーデビューした2015年シーズンから大幅に成長し、93試合に出場、打率.282、OPS.725とスーパーユーティリティーにしては充分な成績。トレードで加入したヨアン・モンカダがメジャー昇格するまでのつなぎではあるが、さまざまなポジションを守れることから、モンカダが昇格してからも重宝されるだろう。
9.ピーター・ボージャス:CF
コーディー・アッシュと同じくフィラデルフィア・フィリーズからマイナー契約でホワイトソックスに入団。安定した守備には定評があるが、打撃が長年の課題で、昨年は打率.251、出塁率.292、OPS.681という成績。早打ちのため、四球をほとんど選ばず、昨年の四球数は17。根本的な打席でのアプローチの改善が必要なのかもしれない。
2016 Team Preview:ボルティモア・オリオールズ

*40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す。
- 本拠地:オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ
レフト | 101.5m |
センター | 121.9m |
ライト | 96.9m |
フェンス高さ | 2.1 m~7.6 m |
安打 | 112.1 |
ツーベース | 97.8 |
スリーベース | 77.5 |
HR | 141.5 |
得点 | 122.8 |
- 予想オーダー
1. マニー・マチャド:3B
『Aロッド2世』とも称される若きチームの顔。昨季は両リーグで最多の162試合に出場して打率.286、本塁打35、打点86、盗塁20、OPS.861と軒並み自身最高の成績。守備でもDRS+14を叩き出し2度目のゴールドグラブを受賞。さらに2度目の球宴出場も果たし、MVP得票でも4位にランクイン。今季はさらなる飛躍が期待される。フロリダ出身ということもあり、マーリンズファンとして育った。祖母の手料理が大好物。
2. キム・ヒョンス:LF
2年$7Mでメジャー入り。韓国では球界随一の左の中距離打者として活躍し、KBO通算10年で.318/.406/.488と素晴らしいスラッシュライン。昨季は自己最高の28ホーマー&101四球をマーク。コンタクトが上手く適応能力の高い打者として評価されており、レギュラー選手として戦力になれるだろう。
3. アダム・ジョーンズ:CF
5年連続25ホーマー以上、4年連続球宴出場と球界を代表するファイブツールプレーヤー。ゴールドグラブは3年連続で途切れたが、DRS+4、UZR+7.1とCF守備も高水準をキープしている。 一方で盗塁数は14→7→3と減少傾向にあり、フリースインガーである点も含めて今後の劣化が気がかり。ドラフト指名された時はSSだった。
4. クリス・デービス:1B
球界屈指のパワーヒッターで、昨季は47ホーマーを放ち本塁打王を獲得。オフには球団史上最高額となる7年$161Mの契約を結び残留した。アッパーカットのスイングからバックスピンをかけ、右に左にアーチを描く打撃は芸術の域だが、一方でメジャー歴代5位の208三振を喫するなどコンタクトの粗さが弱点。本職の1Bの他にRFとしても30試合に出場。チャリティーとしてボルティモアの貧困層への食事支援もおこなっている。
5. マーク・トランボ:RF
オフにトレードでSEAから移籍。ホームランも多いが三振も多い典型的なブンブン丸タイプ。メジャー通算5シーズンで131ホーマー、ISO.208と長打力に関しては毎年安定しており、一定数の本塁打は見込めるだろう。特に左投手に対してはOPS.824と相性がよく、デービスのプロテクト役としては適任。元投手ということもあり肩は強いが、通算DRS-12と外野守備は不得意。
6. ペドロ・アルバレス:DH
13年にリーグ最多の36本塁打を放ち、昨季もリーグ10位の27本塁打を放つなど豪快なパワーには定評を得ているが、デビュー2年目以降は打率.250を上回ったシーズンがなく、確実性に不安を抱える。オフにはPITからノンテンダーを受け、FAとなったが引き取り手が現れず。春季キャンプ途中の3月にBALと1年$5.75Mの契約を結んだ。 3Bを失格になり1B転向を余儀なくされたが、DRS-14と目も当てられない数字に。
7. マット・ウィータース:C
球宴3度、ゴールドグラブ2度と球界を代表する名捕手。オフにはFAとなったが、クオリファイングオファーを受け入れ1年$15.8Mで残留。昨季はトミージョン手術の影響で75試合の出場にとどまったが、盗塁阻止率は31%と肩の状態は問題なく、打撃も8ホーマー&OPS.752と悪くなかった。10-13年までは4年連続で130試合以上出場しており、無事健康な姿をアピールして来オフに大型契約を勝ち取りたいところ。
8. ジョナサン・スコープ:2B
アンドレルトン・シモンズ(LAA)らと同じオランダ領キュラソー島出身。身体能力が高く、抜群のキャノンアームに支えられた内野守備がウリだが、昨季は86試合の出場で15ホーマーを放つなど長打力も開眼。もしフルシーズンで昨季のような成績を残せれば面白い存在。四球率2.8%と極端なフリースインガーである点はきがかり。兄シャロンもBAL傘下でプレーしている。
9. J.J.ハーディ:SS
長打と好守が魅力のベテラン選手も劣化傾向。 昨季は114試合で打率.219、本塁打8、OPS.564とキャリアワースト級の成績。3年続いていたゴールドグラブも逃したが、DRS+4、UZR+7.1と自慢のSS守備はまだ高水準をキープ。今季はレギュラー確約も外され、ユーティリティーとしての役割を担うことになる。元々は消防士になろうと思っていた。