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2017 ALDS Review:NYY vs CLE

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ALDS:NYY 3-2 CLE

 

 

*Game部のリンクでゲームのRecapをチェック可。

Game1 NYY 0 @ CLE 4

勝:トレバー・バウアー (1-0) 負:ソニー・グレイ (0-1)

S:コーディ・アレン (1)

 

Game2 NYY 8 @ CLE 9 Final/13

勝:ジョシュ・トムリン (1-0) 負:デリン・ベタンセス (0-1)

 

Game3 CLE 0 @ NYY 1

勝:田中将大 (1-0) 負:アンドリュー・ミラー (0-1)

S:アロルディス・チャップマン (1)

 

Game4 CLE 3 @ NYY 7

勝:ルイス・セベリーノ (1-0) 負:トレバー・バウアー (1-1)

S:トミー・ケインリー (1)

 

Game5 NYY 5 @ CLE 2

勝:デービッド・ロバートソン (1-0) 負:コーリー・クルーバー (0-1)

S:アロルディス・チャップマン (2)

 

レギュラーシーズンでア・リーグトップの102勝をあげ、圧倒的な強さを見せつけて2年連続でア・リーグ中部地区を制覇したクリーブランド・インディアンズとアーロン・ジャッジ、ディディ・グレゴリウスら若い戦力が台頭し、ワイルドカードでALDSに進出してきたニューヨーク・ヤンキースとの対戦になった。鉄壁の投手陣、タレント豊富な打撃陣を擁し、シーズン中には22連勝を記録するなど歴史的なシーズンを送ったインディアンズが圧倒的に有利と見られていたが、ヤンキースが0勝2敗と王手をかけられた場面から怒涛の3連勝を見せ、ALCSに進出するという大波乱の展開となった。インディアンズにとっては、エースのクルーバーが2戦連続で打ち込まれたこと、ホセ・ラミレス、フランシスコ・リンドアらを中心に上位打線が全く機能しなかったことが大誤算だった。

 

このシリーズの注目点とシリーズで活躍した選手をピックアップしていく。

 

注目点1 ヤンキースの粘り強さ

第1戦はインディアンズ投手陣がヤンキース打線を完璧に封じ込め、第2戦はインディアンズが壮絶な逆転劇を演じ、勝利を収めた。流れは完全にインディアンズにあり、シリーズはほぼ決着したかに思われた。しかし、第3戦の田中、第4戦のセベリーノが素晴らしいピッチングを披露、第5戦にはクルーバーから2本のホームランを放ったグレゴリウス、ブレット・ガードナーの決死のタイムリーなど日替わりヒーロー達の活躍で歴史的なカムバックを果たした。ジャッジやゲイリー・サンチェスら主軸が完璧に抑えられていた中、ブルペン陣を筆頭に様々な選手が活躍できたのは非常に大きい。

 

ニューヨーク・ヤンキースの中間報告 /2017 Team Interim Report

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MLBが開幕してから早くも3か月が経とうとしている。シーズンも折り返しが見えてきた中での今回の企画は、FEDライター達による注目球団の中間報告だ。今回はニューヨーク・ヤンキース。昨年から若手の躍進が光るヤンキースの現状を見ていこう。

 

  • 2016年の種蒔き、2017年の収穫

2016年シーズンを84勝78敗で終了と同地区のレッドソックス、オリオールズ、ブルージェイズの高い壁に阻まれてしまったシーズンであった。しかし、シーズン途中にアロルディス・チャップマン、アンドリュー・ミラーをトレードで放出しプロスペクトの獲得に成功、8月にはホームランを量産し数多くのニューヨーカーを虜にしたゲイリー・サンチェスが登場した。また、アーロン・ジャッジ、タイラー・オースティン、そしてサンチェスの“Baby Bombers”が揃ってメジャーデビューを果たすなど来シーズン以降に大きな希望を残した年であった。

 そのような中で迎えた2017年シーズン、オフにはカージナルスからマット・ホリデーを1年1300万ドル、ブリュワーズからホームラン王を獲得したクリス・カーターを1年350万ドル、カブスからFA市場最大級の目玉であったチャップマンを5年8600万ドルで獲得した。最優先課題としていたチャップマンの呼び戻しに成功し、同オフに退団したブライアン・マキャン、マーク・テシェイラらの穴を埋めるような動きはヤンキースにとって実りのあるオフであったように思われる。

スプリングトレーニングは24勝9敗という成績でメジャー最高勝率を記録した。チーム全体として打率はリーグ11位の.273、リーグ4位の49本のホームランを放ち、高い攻撃力を見せつけた。一方投手陣はリーグ2位の防御率3.48、被打率はリーグ1位の.221とこちらも素晴らしい内容であった。中でもグレッグ・バード、田中将大の活躍は特筆すべきものであった。バードは期間中打率.451、8HR、15打点、OPS1.654と持ち前のパワーをいかんなく発揮した。田中将大は期間中23.2イニングを投げ3勝1敗、防御率0.38、WHIP0.59とマウンドを支配した。しかしながら、スターター陣の駒不足感は否めず、オースティンや正遊撃手のディディ・グレゴリウスを故障で欠くなど多少の不安要素を残しながらの開幕となった。

2017 Team Preview:ニューヨーク・ヤンキース

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*40人ロースターはリンクより参照

*SP横*マークはローテーション候補の意を示す

  •  本拠地:ヤンキー・スタジアム

 

他の野球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml05/

 

広さ
レフト 100.3m
センター 122.2m
ライト 100.6m
フェンス高さ

1.8~4.3m 

パークファクター *平均100
安打 92.4
ツーベース 82.1
スリーベース 66.7
HR 114.0
得点 103.8

 

 

・予想オーダー

1. ブレット・ガードナー:LF

NYY一筋MLB10年目を迎える33歳。14、15年と2桁本塁打を記録していたが、16年は7HR。OPS.713、16盗塁と打力不足感は否めない。一方でLF守備ではDRS+12、UZR+3.5と好成績で自身初のゴールドグラブ賞を獲得した。

2. ゲイリー・サンチェス:C

昨年開幕から低調なチームに現れたニューヨークの新たなスター候補。8月にOPS.1.290&11HRと大爆発を見せ月間MVPに。最終的には.299/.376/.657&20HRを記録した。守備でもリーグ4位となる盗塁阻止率40.6%をマーク。同年代のアーロン・ジャッジ、タイラー・オースティンらと共に「ベイビーボンバーズ」という愛称で呼ばれる。開幕から主砲、守備の要として期待される今年は、昨年を上回る活躍を期待したい。

 3.  グレッグ・バード:1B

NYY期待の若き長距離砲。15年にデビューすると46試合で11本塁打を放ち期待が高まるも、16年は怪我により全休。スプリングトレーニングは絶好調で、ジラルディ監督は一塁のレギュラーと明言。ベイビーボンバーズと共に新生ヤンキース打線の核としてファンの期待に応えたい。

4.  マット・ホリデー:DH

1年1300万ドルで新加入のベテラン強打者。37歳となり衰えが不安視されるが、昨季も110試合で20HRはクリアしまだまだパワーは健在。DH中心の起用となる方針で、打撃に専念することができることから成績向上の可能性も十分にある。 

5. ジャコビー・エルズベリー:CF

14年に7年$153Mの大型契約でライバルのBOSから加入したかつての盗塁王も、もはやピークは過ぎ、高すぎる契約は不良債権と化している。OPS.703&9HR&20盗塁は20億円を超える年俸に見合う成績とはとても言えない。DRS+8だった守備は唯一合格点か。4年が残るこの大型契約は再建を進めるチームにとって重い足かせとなりそうだ。

6. スターリン・カストロ:2B

CHCからトレード移籍し新天地で臨んだ1年目は21HRを放ち、自身初となる20HR越えを達成。積極的に振っていく打撃スタイルのため四球が少なく、出塁率は低め。2Bの守備はDRS-8、UZR-6.6。DRSはMLB全体でワースト3位と上手くはない。

7. チェイス・ヘッドリー:3B

12年に31HR&115打点で打点王に輝いて以来イマイチ存在感の薄いスイッチヒッター。昨季もOPS.716&14HRとここ4年間同じような成績を残している。打撃は決して満足できる成績ではないが最低限といった感じで、3B守備はDRS+7、UZR+6.6と上々。物足りなさは残るが、彼以上の成績を残せそうな3Bも特に見当たらず、今季も3Bのレギュラーとして開幕を迎える。

8. アーロン・ジャッジ:RF

昨季デビューしたNYY期待の大砲候補。201cm、125kgの恵まれた体格を生かしたパワーでボールをスタンドまで飛ばす。走塁も守備も大きな不安ではないが、なんといっても一番の不安は三振の多さ。昨季は95打席で42三振、三振率は驚異の44.2%と三振を量産した。いくら秘めたるパワーがあろうと、半分近くの打席で三振するようではレギュラーは難しい。成長に期待したい。

9. ロナルド・トレイエス:SS

正遊撃手のディディ・グレゴリウスがWBC中に肩を怪我し、復帰は5月になる模様。そのため開幕ショートはトレイエスになりそうだ。昨季は主に2B/3B/SSのバックアップ要員として72試合に出場した。打撃にパワーはないが、グレゴリウスの離脱をチャンスと捉えてアピールしたいところ。