Tag Archives: 前田健太

Weekly Report:Week-5

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 3つのハイライトで1週間のメジャーリーグを辿る。Week-4のキーワードは「ブライス・ハーパー」 「マット・ハービー」 「故障者続出」だ。

 

 

・ブライス・ハーパー

ライス・ハーパーが現地時間5月14日に2018年度の契約をワシントン・ナショナルズと1年21.65M$で結んだ。ハーパーとワシントン・ナショナルズは、オフシーズンから契約延長へ向けて交渉を進めており、12月にはハーパー側が10年400M$の超大型契約を希望したとの報道も出たが、ナショナルズ側が断ったとされている。今後契約延長がされなければ、2018年シーズン終了後にFAになる。

 

今年24歳になるハーパーは2010年のドラフト全体一位でワシントン・ナショナルズに破格の契約で入団、順調に成績を伸ばしていき、2015年シーズンには自己最多となる42本塁打を放ち、MVPに輝く。昨シーズンは故障などにも苦しんだが、それでも24本塁打を放ち、チームに貢献した。今シーズンは5月14日の時点で、11本塁打、出塁率.493と抜群の成績を残している。

そしてこの契約を結んだ直後の試合、4対4で迎えた9回の裏ナショナルズの攻撃、2アウト一塁で打席にはハーパーが回ってきた。フィリーズのリリーバー、エデュブリー・ラモスからなんとサヨナラ2ランホームランを放ち、ナショナルズファンに自分自身の価値を見せつける結果となった。

神童とよばれた彼の今後に注目があつまる。

 

 

2016 NLDS Review:WSHvsLAD

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NLSD:WSH2-3LAD

*Game部のリンクでゲームのRecapをチェック可。

Game1 LAD4-3WSH
勝:クレイトン・カーショウ(1-0) 負: マックス・シャーザー(0-1) S:ケンリー・ジャンセン(1)

Game2 LAD2-5WSH
勝:ブレーク・トライネン(1-0) 負:リッチ・ヒル(0-1) S:マーク・マランソン(1)

Game3 WSH8-3LAD
勝:サミー・ソリス(1-0) 負:前田健太(0-1)

Game4 WSH5-6LAD
勝:ジョー・ブラントン(1-0) 負:ブレーク・トライネン(1-1) S:ケンリー・ジャンセン(2)

Game5 LAD4-3WSH
勝:フリオ・ウリアス(1-0) 負:マーク・ゼプチンスキー(0-1) S:クレイトン・カーショウ(1)

レイトン・カーショウの壁はあまりにも厚かった。05年のチーム創設以来初、前身モントリオール・エクスポズ時代から数えても35年振りとなるディビジョンシリーズ突破を目指すワシントン・ナショナルズの前に立ちはだかったのは、世界一6度、4年連続地区優勝中の常勝球団ロサンゼルス・ドジャースだった。

ドジャースはカーショウの登板試合で3戦3勝。ナショナルズは2勝1敗と王手をかけながらの逆転敗退となった。これにより、ナショナルズのダスティ・ベイカー監督はポストシーズンの王手をかけた試合で9連敗、自身にとってもチームにとっても初の世界一はまたも叶わなかった。対してドジャースは1988年以来となる世界一をかけてシカゴ・カブスと対峙する。

ここからはこのシリーズの注目点を通して振り返っていこう。

注目点→ブルペン陣

このシリーズはブルペン対決であったと言っても過言ではない。レギュラーシーズン中のブルペン防御率はドジャースが両リーグ1位、ナショナルズが同2位となっており、両チームとも素晴らしいブルペン陣を誇り、この堅固なブルペンをどう運用するかが注目されていた。

ナショナルズは左右の枚数が揃った豊富なブルペン陣と左右の得意不得意のデータを駆使した小刻みな継投で、最初の3試合までリリーフ投手が計13.1イニング投げて無失点と完璧な内容。しかし、第4戦では、左バッターが得意ではない右腕のブレーク・トライネンを左バッターが6人並ぶ場面で投げさせ、チェース・アトリーに決勝タイムリーを浴びた。

さらに第5戦では、対左投手の方が打率が1割近く低いジャスティン・ターナーに対して左腕のサミー・ソリスから右腕のショーン・ケリーに継投し決勝打を浴びるなど本来の戦い方を貫くことができなかったのが悔やまれる。もちろん、継投の良し悪しは結果論の部分も大きいが、チームが1年間続けたやり方を最後の最後で変えてしまったのは残念だ。

豊富なブルペン陣をフル活用したナショナルズとは対照的に、ドジャースはジョー・ブラントンとケンリー・ジャンセンが第2戦を除いて全試合に登板するなど信頼できるリリーバートップ2を中心とした継投を行い、2人で計10.2イニングを投げ抜いた。さらに第5戦では7回から抑えのケンリー・ジャンセンを投入し、最後は中1日のエース、カーショウで締めるなどレギュラーシーズンでは考えられないような継投で勝利を掴み取った。

特にカーショウの起用法については賛否両論あるだろうが、チームのエースが自分の将来を天秤にかけてまで登板を志願した思いには敬意を払うべきであり、王手をかけられながらも2戦連続で終盤の逆転勝利を演出したドジャースの打者陣の執念も素晴らしかった。

Text by Sakurai Haruki
写真: https://flic.kr/p/ecERCJ

Weekly Report: Week-1

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3つのハイライトで1週間のメジャーリーグを辿る。Week-1のキーワードは「トレバー・ストーリー」「ドジャースのルーキー先発投手」「ゲッツー崩し禁止ルール」だ。

 

  • トレバー・ストーリー

幕戦、ルーキーがいきなりホームランを放つ。これだけでも大きな話題になる。1試合に2本ならなおさらだ。

 彼はその程度では収まらなかった。開幕戦の2本の後も打ち続け、第3号第4号と立て続けにアーチを描き、なんとルーキーで開幕から3試合連続でのホームランを達成。第4号ホームランの後、コロラドの地元放送局のブースでは実況アナウンサーが「言葉にならない」と大絶賛。解説者までが「俺はシングルヒットが見たいよ!」とまで言い出す始末。コロラドのみならず全米にたった3試合でトレバー・ストーリーの名を轟かせた。

 

 

これだけでは終わらなかった。ホーム、クアーズ・フィールドに場所を移したSD戦、ストーリーはさらに2本のアーチをマイルハイの空に描く。開幕から4試合連続してのホームランはルーキーとしてはもちろんのこと史上初。

過去に達成した選手はウィリー・メイズ、ネルソン・クルーズ、クリス・デービスのたった3名と、そうそうたる面子がそろっている。彼もまた、こういった選手達のような大選手になっていくことだろう。

 

※追記:開幕5試合目は無安打だったものの、次の試合で第7号ホームランを放った。

 ストーリーは1992年11月15日にテキサス州アービングに生を受けると、そのまま地元のアービング高校に進学。高校では現在のポジションであるショートの他にもピッチャーとしてプレーしており、ストレートの球速は96マイル(154キロ)を記録する二刀流プレーヤーとして名を馳せた。

2011年ドラフト、ロッキーズは全体45位でストーリーを指名。これがロッキーズの2011ドラフト初指名となった。彼にはルイジアナ州立大のコミットメントがあったものの、進学はせずにロッキーズと契約。翌年にはA級サウス・アトランティック・リーグで打率.277、18本の成績でシーズン終了後に選ばれるリーグのオールスターに選出。当時のロッキーズには不動のショートであるトロイ・トゥロウィツキーがいたため、マイナーリーグではセカンドやサードでの出場機会も増え始めていた。

2015年はAA級からスタートし、7月1日にAAA級に昇格。この年、トゥロウィツキーはブルージェイズにトレードされ、ストーリーもAAとAAAの成績を合わせて出塁率.350、および20本塁打を記録し、フューチャーズ・ゲームに選出される。

そして今年、2016年、開幕前のホゼ・レイエスの逮捕劇などもあり、開幕レギュラーの座を勝ち取った。

 

 

彼のスター街道の物語はまだ始まったばかりだ。

この開幕4試合6本塁打だって、彼が残す壮大な歴史の中の最初の1ページに過ぎないのかもしれない。