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2018 ALDS Review :NYY vs BOS

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*Game部のリンクでゲームのRecapをチェック可。

Game1:NYY(4) @ BOS(5)
勝:クリス・セール
負:J.A.ハップ
S:クレイグ・キンブレル

Game2:NYY(6) @ BOS(2)
勝:田中将大
負:デービッド・プライス

Game3:BOS(16) @ NYY(1)
勝:ネイサン・イオバルディ
負:ルイス・セベリーノ

Game4:BOS(4) @ NYY(3)
勝:リック・ポーセロ
負:C.C.サバシア
S:クレイグ・キンブレル(2)

ランチャイズ記録の108勝をあげAL東の地区優勝を果たしたボストン・レッドソックスと、WCゲームでオークランド・アスレチックスを破り勝ち進んできたニューヨーク・ヤンキースとのカードとなった。この両チームがプレーオフで対戦するのは2004年以来となる。
 

迎えた第1戦、J.D・マルティネスがハップからいきなりスリーランをお見舞いすると、3回にはスティーブ・ピアースのタイムリー、ザンダー・ボガーツの犠牲フライで追加点をあげ、試合の主導権を握った。一方でヤンキースはルーク・ボイトのタイムリーやアーロン・ジャッジのホームランで追い上げを見せたが一歩及ばなかった。
 

第2戦、この日はヤンキースが試合を優位に運んだ。相性の良いプライス相手にジャッジ、サンチェスが自慢のパワーを見せつけ3ホーマー、投げては田中将大が5回を投げ1失点としっかりゲームメイク、ブルペン陣もしっかり仕事を果たし、レッドソックス打線を封じ込めた。

  第3戦、舞台はニューヨークに移っての開催となった。第2戦の勝利で流れはヤンキースに行くかと思いきや、この日はレッドソックス打線が大爆発を見せる。先発のセベリーノから3回までに6得点、4回には一挙7得点の猛攻を展開し、ゲームを決定付けた。レッドソックスの勢いは止まらず、最終的には16得点。投げても先発のイオバルディが古巣相手に7回1失点と快投。ヤンキースにとってみれば16-1というスコアはフランチャイズ史上最悪の結果となってしまった。また、この日、レッドソックスのムードメーカー、ブロック・ホルトがポストシーズン史上初のサイクルヒットを記録した。
 

第4戦、後のないヤンキースはサバシアに先発のマウンドを託すが、初回からピンチを招く投球が続いた。そして3回、死球とヒットでノーアウト1,3塁のチャンスを作ると、マルティネスの犠牲フライ、イアン・キンズラーのタイムリー二塁打、エドゥアルド・ヌニェスのタイムリーで3点を先制する。一方でレッドソックスの先発、ポーセロは危なげない投球でヤンキース打線を抑えていく。投げては5回1失点と要所を締める投球内容だった。このままでは終われないヤンキースは4-1で迎えた9回裏、抑えのキンブレルの制球難に漬け込み、満塁のチャンスを作る。ニール・ウォーカーの押し出し死球、サンチェスの犠牲フライで4-3としたが、キンブレルがこれ以上の反撃を許さずゲームセット。レッドソックスが辛くも逃げ切った。

Weekly Report: Week6

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3つのハイライトで1週間のメジャーリーグを辿る。Week-6のキーワードは「ノーヒットノーラン」「アルバート・プホルス」「ルイス・セベリーノ」だ。

・ノーヒットノーラン

地4日、ロサンゼルス・ドジャースはサンディエゴ・パドレスとのメキシコシリーズ第1戦で継投によるノーヒットノーランを達成した。継投によるノーヒットノーランは球団史上初、ドジャースとしては2014年のクレイトン・カーショー以来23回目のものとなった。MLB全体としては、継投によるノーヒットノーランは2014年のフィリーズ以来の記録となっている。(コール・ハメルズ、ジェイク・ディークマン、ケン・ジャイルズ、ジョナサン・パペルボンの4人による継投)

 この日先発したのはドジャースのトッププロスペクトであるウォーカー・ビューラー。トミージョン手術を受け、コンディションが心配されていたが見事に復活。90マイル中盤~後半の力強いフォーシームとツーシームを軸にスライダー、カーブを織り交ぜる投球スタイルで相手を捻じ伏せる。この日は6イニングを投げ、四球3、奪三振8とパドレス打線を寄せ付けなかった。ウォーカーは今シーズン3先発で2勝、投げたイニングこそ少ないが、防御率1.13、K/9=10.69と申し分ない成績を残している。

 ビューラーの後にマウンドに上がったのはトニー・シングラーニ。昨シーズン途中、シンシナティ・レッズから移籍してきた左腕である。この日は1イニングを投げ、四球を2つ出したが後続をしっかりと抑えた。

 8回に3人目としてマウンドに上がったのはイーミ・ガルシア。ドジャース生え抜きの右腕で2015年には59試合に登板している。2016年シーズンからはトミージョン手術や膝の手術などで長期離脱を経験した。彼にとっては復活を期すシーズンとなっている。この日は1イニング打者3人を完璧に抑え、役割を果たした。

 最終回にマウンドに上がったのはアダム・リベラローテ。2014年にレイズからトレードで移籍してきた左腕。度重なる故障でメジャーを行ったり来たりするシーズンが続いている。リベラローテも1イニングを投げ、2奪三振と危なげないピッチングで退けた。

 

 以上、ドジャースは4人の継投で5つの四球を記録したが、13個の三振を奪い、ノーヒットノーランを達成した。しかし、コーリー・シーガーはトミージョン手術で今季絶望、エース、クレイトン・カーショーもDL入りと開幕早々苦しい局面を迎えている。絶好調アリゾナ・ダイヤモンドバックスを筆頭に実力のあるチームがひしめく中で、ドジャースの奮起に期待したいところだ。

Weekly Report :Week3

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3つのハイライトで1週間のメジャーリーグを辿る。Week-3のキーワードは「ライバル対決」「ジョー・マウアー」「バートロ・コロン」だ。

 

・ライバル対決

シーズンも因縁のライバル同士の直接対決が開幕した。その内容は乱闘あり、乱打戦ありとライバル対決には相応しいものであった。本稿ではニューヨーク・ヤンキース対ボストン・レッドソックスの3連戦を振り返っていくことにする。

 

Game1 NYY 1 @ BOS 14

勝:クリス・セール(1-0)負:ルイス・セベリーノ(2-1)

ヤンキース対レッドソックスの開幕カードはいきなりエース同士の対決となったが、その内容は対照的だった。レッドソックスのエース、セールは6回を投げ、8安打を許すも要所を完璧に締め、アーロン・ジャッジのソロホームラン1本のみの失点に抑えた。一方で、ヤンキースのエース、セベリーノはレッドソックス打線に捕まり、5回8安打5失点と乱調気味であった。この試合で光っていたのはムーキー・ベッツ、アンドリュー・ベニンテンディ、ハンリー・ラミレスの上位打線トリオだった。ベッツはグランドスラムを含む4安打、4打点、5得点、ベニンテンディは2安打、2打点、ラミレスは2安打、3打点の活躍。3人合計で8安打、10打点と持ち前の破壊力を存分に発揮した形となった。ヤンキース打線は10安打を放つも残塁21と決定打に欠け、屈辱的な大敗を喫した。

 

Game2 NYY 10 @ BOS 7

勝:田中将大(2-1)負:デイビッド・プライス(1-1)

この日はヤンキースが初回に猛攻を仕掛けた。ジャンカルロ・スタントンの三塁打で先制すると、不調のゲーリー・サンチェスのツーランで続き、いきなり4点を先制。その後も得点を重ね、8-1と試合の主導権を握った。一方でレッドソックスはJ.D.マルティネスのグランドスラムで一時は2点差まで詰め寄るも、追い上げは及ばず。最後はアロルディス・チャップマンが1点を奪われるもヤンキースが逃げ切った。この試合では乱闘が起こった。事の発端は3回、タイラー・オースティンがショートのブロック・ホルトに危険なスライディング。これにホルト自身が反応し、ベンチ総出の騒ぎとなった。そして7回、リリーフのジョー・ケリーが報復としてオースティンに対し故意死球。オースティンは激怒し殴り合いの大乱闘へと発展した。一連の乱闘騒ぎでオースティンは5試合、ケリーは6試合の出場停止処分がそれぞれ課せられた。

 

Game3 NYY 3 @ BOS 6

勝:リック・ポーセロ(3-0)負:ソニー・グレイ(1-1)

S:クレイグ・キンブレル(4)

3連戦の最終日は悪天候で一時中断するというアクシデントがあったが、元サイヤング賞右腕のポーセロの快投が光った。7回を投げ、強力ヤンキース打線を2安打、無四球、無失点と完璧に封じ込めた。一方でグレイは3回6失点でKO。9回はヤンキースが3点を取り追い上げを見せるも、キンブレルがしっかりと締めこれ以上の追撃は許さなかった。

 ここまで、ライバル対決3連戦を振り返ってきた。結果はレッドソックスが2勝1敗と勝ち越し、内容もレッドソックスが圧倒、持ち前の破壊力まざまざと見せつける形となった。レッドソックス打線は3試合で27得点とヤンキース投手陣を完璧に攻略。今後のペナント争いに嫌なイメージを与えたのは確かだ。ヤンキースは開幕から投手陣が不調気味の状態が続いており、復調が急がれる。開幕カードから荒れ模様となった因縁のライバル対決は今後もファンを楽しませてくれるに違いない。