Weekly Report: Week 20

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後半戦展望:ミネソタ・ツインズ

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後半戦展望:ニューヨーク・ヤンキース

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後半戦展望 : ヒューストン・アストロズ

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後半戦展望: シカゴ・カブス

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後半戦展望 : ヒューストン・アストロズ

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デッドラインを経ての各チームの変化についてまとめる。今回はヒューストン・アストロズだ。

昨年悲願のワールドチャンピョンに輝いたアストロズ。2連覇に挑む今年は昨年のメンバーに加え、先発にゲリット・コールを補強し、優勝候補筆頭としてシーズンを迎えた。前半戦を64勝35敗と素晴らしい成績で折り返し、ア・リーグ西地区を引っ張っている。そんなアストロズだが、後半戦に向けてリリーフを中心にて選手の入れ替えを行った。

 

マーティン・マルドナード(LAA)↔パトリック・サンドバル

 

ライアン・プレスリー(MIN)↔ホルヘ・アルカラ、ギルバート・セレスティーノ

 

ロベルト・オスーナ(TOR)↔ケン・ジャイルズ、デビッド・ポリーノ、ヘクター・ペレス

 

この3件のトレードを成立させ、昨年のゴールドグラブ賞キャッチャーのマルドナード、トロント・ブルージェイズの若きクローザーであるオスーナを獲得するなど確実に戦力をアップさせた。アストロズのクローザーは16年からの2年間ジャイルズがつとめていたが、今回のトレードでチームは彼に見切りを付けるような形となった。

持ち前の強力打線とジャスティン・バーランダー、ゲリット・コール、ダラス・カイケルの3本柱を中心に勝ち星を重ねているアストロズ。更には期待のトッププロスペクトであるカイル・タッカーも昇格を果たしており、今回のトレードを含めますます抜け目のないチームとなっている。強豪ひしめくア・リーグ西地区だが、2年連続となるワールドチャンピョンへ向け、まずは確実に地区優勝を勝ち取りたい。

 

Text by Akinari Miyazaki

Photo by : https://www.flickr.com/photos/jrth/5527103/

後半戦展望: シカゴ・カブス

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 今年のナショナル・リーグは、現地時間08/05全試合終了時点で3地区共に首位と2位のゲーム差が1.5を切っている接戦の年である。(前年は08/05全試合終了時点で中部地区を除き10ゲーム以上の差が開いていた。)さて、今回は中部地区の首位であるシカゴ・カブスのトレードを振り返りたい。

 

 NL3位の防御率3.76を誇る投手陣の補強を行った。ブランドン・モロー(RHP)を筆頭として4人のリリーバーを故障で欠いている。また、ダルビッシュ有(RHP)もDL入りをしておりローテーションのグレードアップも課題であった。結果から言えば、トレードの目玉であったクリス・アーチャー(TB→PIT)は同地区に移籍したが課題を解決するトレードであった。
 テキサス・レンジャーズからジェシー・チャベス(RHP)とコール・ハメルズ(LHP)を獲得。ハメルズは2008年にWSに出場しMVPを獲得している。近年は与四球率がキャリア平均を上回る等選手としてのピークは過ぎているものの、今季のトレード市場における上質なスターターの1人であることは間違いない。
 カブスは既に、5人のスターターと2018年以降の契約を結んでいる。ハメルズは6Mのバイアウト付きのオプションとなっており、オフシーズンの動向は不鮮明だ。
 ワシントン・ナショナルズからはブランドン・キンツラー(RHP)を獲得。クローザーを任せることも出来る強力なリリーバーである。92-94マイルのシンカーが投球の大半を占めるシンカーボーラーであり、奪三振は少ないが与四球も少ない投球が特徴的。
 投打共に高いレベルにあるため、更に救援陣を補強したのは同地区の球団にプレッシャーを与えることになるだろう。

 NL1位の551得点をマークしている野手陣には手を付けなかった。クリス・ブライアント(3B)がDL入りしているものの、今季のホームランダービー準優勝のカイル・シュワーバー(OF)を始めとする野手陣の活躍に期待していると言える。

 

Text by Tsubasa Komiyama

Photo link is https://flic.kr/p/24TFLhA

後半戦展望: ロサンゼルス・ドジャース

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 今年のナショナル・リーグは、現地時間08/05全試合終了時点で3地区共に首位と2位のゲーム差が1.5を切っている接戦の年である。(前年は08/05全試合終了時点で中部地区を除き10ゲーム以上の差が開いていた。)さて、今回は西部地区の首位であるロサンゼルス・ドジャースのトレードを振り返りたい。

 

 ドジャースは現在、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとコロラド・ロッキーズとの三つ巴状態であり、また、地区優勝をしないとプレーオフの進出は難しい立場にある。

 NL2位の534得点を記録している野手陣の補強を重点的に行なった。コーリー・シーガー(SS)が今季絶望であることを除けば、故障している主力野手は既に復帰済みである。
 ボルチモア・オリオールズからマニー・マチャド(3B/SS)を獲得。マチャドはドジャースでも引き続き遊撃手としてプレー。DRSとUZRは大きなマイナスをマークしているが4年連続30本塁打を視野に入れている。オリオールズの得点数はAL13位だったため、移籍によって負担が減り打撃成績が更に良くなるのが理想的だ。
 放出したプロスペクトは以下の通り。
1. MLB公式全体84位のユスニエル・ディアス(OF)
  強肩強打が売りであり、将来は右翼手が適任という評価。
2. MLB公式チーム27位のライアン・バノン(3B)
  守備とアプローチが優れている三塁手。
3. 同28位のディーン・クレマー(RHP)
  91-94マイルの速球が売りであり、スターター適性があるとされている。
4. ランク外のザック・ポップ(RHP)
  94-97マイルのシンカーが売りであり、奪三振能力は低いがA+で27回を投げ防御率0.33をマーク。移籍後は2Aでプレー。
5. ブレビック・バレラ(IF)
  現在26歳であり、今季はドジャースで20試合に出場しOPS.445。
 ミネソタ・ツインズからは、ブライアン・ドージャー(2B)を獲得。5年連続20本塁打は達成間近とは言え、ドジャースが求めているのは2016-17年頃のドージャーだろう。

 

 NL1位の防御率3.54をマークしている投手陣の補強は最低限に留めた。現在10人の投手がDL入りしているものの、アレックス・ウッド(LHP)とロス・ストリップリング(RHP)が8月中に10日間DLから復帰予定ではある。
 トロント・ブルージェイズからジョン・アックスフォード(RHP)を獲得。今季、マイナー契約で25人枠入りを争うところからスタートした35歳のベテランリリーバーがPO進出を狙う球団への移籍を果たした。
 シンシナティ・レッズからはディラン・フローヨ(RHP)とザック・ニール(RHP)を獲得。本命であるフローヨはセットアッパーとしても申し分ない成績を残しており、放出したのがコントロールに問題を抱えるマイナーリーガーであることを考えれば上出来のトレードと言えるだろう。

 

 同率首位のアリゾナ・ダイヤモンドバックスは、ドジャース同様に強力な投手陣を更に強化したため、野手陣を補強したドジャースとは対照的だ。アトランタ・ブレーブスやミルウォーキー・ブルワーズも終盤戦に向けて補強してきたため、油断は禁物である。

 

Text by Tsubasa Komiyama

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